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zoom RSS ジワジワと… この世界の片隅に

<<   作成日時 : 2017/07/28 06:54   >>

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 こうの史代の同名漫画を原作とした2016年のアニメーション映画。同年に大ヒットしたアニメーション映画「君の名は。」の陰に隠れた感はあるが、第40回日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞を受賞し、第90回キネマ旬報ベストテンでは日本映画の第1位となるなど非常に評価の高い作品である。

 広島で生まれ育ったすず(声:のん)は、昭和19年、18歳で呉の北條家に嫁ぐ。戦況が厳しくなり、不自由な生活を強いられるが、前向きなすずは夫の周作(声:細谷佳正)や義理の両親たちと毎日を一所懸命生きていた。軍港のある呉への空襲が激しくなった昭和20年、姪の晴美と街に出たすずは、投下された時限爆弾によって晴美を亡くし、右手を失ってしまう。好きな絵を描くことができなくなったすずは生きる希望を失い、故郷の広島へ戻ろうとするが、広島へ原爆が投下されたことを知り、呉で夫の周作や家族ともに生きていくことを決意する。

 評判の高いアニメーション映画とはいえ、戦時下に生きた女性の半生を描いている作品ということで、鑑賞するには覚悟が必要だった。しかし、すずの幼少期を描いた前半部の温かくユーモラスな展開にあっという間に引き込まれた。映像の温かさはもちろんのこと、何よりすずの声を演じた のん がすばらしい。「あまちゃん」の能年玲奈の魅力はいまさら語るまでもないが、「あまちゃん」以降の彼女についてはいろいろな意味で不安も感じていた。しかし、やっぱり彼女はただ者ではなかった。主人公すずの強さや脆さ、人間の持つ様々な面を見事に声で演じ、スクリーンの中のすずが年齢とともに成長し、変化しているのだ。

 また、すずは空襲によって右手を失い、故郷の広島も原爆の投下で焼け野原となる。このあたりの描写はいくらでも悲惨に描けるはずなのに、あえて淡々と描くことでかえってジワジワと悲しみや憤りが胸にしみてくる。アニメーションなのに実写以上にリアリティをもって戦時下の人々の暮らしぶりが伝わってきた。何度も見るのは正直つらいが、自分の娘たちにもぜひ見せたい作品である。

作品データ
監督:片渕須直 声の出演:のん、細谷佳正、小野大輔他
製作年:2016年 製作国:日本


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