韓流ブームのおかげ 

SPY リー・チョルジン
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 韓流ブームがなければまずお目にかかることのない作品かもしれない。しかし、韓国映画といっても恋愛映画でもなければ、「シュリ」や「JSA」のようなサスペンス、アクションでもない。アメリカ映画のように「お約束の結末」は訪れないストーリー。香港映画や韓国映画を見慣れていない人は「えっ、こういう結末もあり?」と思うのだろうが、アジア映画も見慣れてくると「そういう展開ね」とついついニヤリとしてしまう。
 北にも南にもそれぞれ正義があり、善悪というものは相対的なものなのだ。誰が悪人で、誰が善人なのかもわからない。笑わせて最後までコメディで行くのかと思わせておいて、徐々に笑えなくなってくる。アメリカ的な勧善懲悪の世界からはこのような皮肉な物語は生まれにくいと思う。面白い作品だった。
 韓国や北朝鮮の人々はいまでもこのように複雑なものを背負って暮らしているのだろうか。
SPY リー・チョルジン 北朝鮮から来た男
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