悪人のいない世界

椿山課長の七日間
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 顔ぶれがあまりにもテレビ的であり、どうしても映画館のスクリーンで見なければならない必然性は感じられない。とはいえ、最初から最後まで悪人が1人も登場せず、主人公たちがピンチに陥る場面もないので、安心して楽しむことができる作品でもある。もっとも、考えてみるとピンチといっても彼らは一度死んでいるのだから何も恐れるものはないのだ。
 主役は誰なのかという問題もありそう。ネームバリューからいえば西田敏行だろうが、出ずっぱりなのは伊東美咲。そういう意味では映画以前の吸引力は弱い作品になってしまったような気がする。原作には小説ならではのよさがあり、映画化することで浅田次郎の原作が再評価されるということもなさそう。
 ところで、伊東美咲の演技力については一部で酷評する向きもあるようだが、今回の役では例の「自然な演技に見えない」ところで得をしている。しかし、一番魅力的だったのは志田未来であるが。
 安心して見ることができ、優しい気持ちになれる作品。ところで、我々の人生において「死」というものでさえも清算しきれないものなどあるのだろうか。
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