少年野球への幻想 バッテリー

バッテリー
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 この作品も「動物と子役には勝てない」範疇に入るのだろうか。実際、中学生ともなればもっと複雑で面倒な問題も持ち上がるのだろうが、主人公たちのトラブルは割と単純化されており、見る側が期待している「子どもの純粋さ」を損なうことはない。原作は読んでいないのだが、多少なりとも原作のエッセンスが映画ににじみ出ているとすれば、あさのあつこの『バッテリー』がベストセラーになったこともうなずける。
 しかし、祖父の影響があるとはいえ、登場人物たちの野球という競技に対する見方はいずれも古めかしい。もっとも、ある年齢以上の人々は、いまだに野球に対する幻想を捨て切れていないのだから仕方がない。そういう意味では現代っ子の物語のようでいて、スポ根・友情モノの伝統を継ぐ正統派の物語なのかもしれない。
 分かっていながら最後は泣きながら見ていた私も、幻想を捨て切れていない1人かもしれない(一番泣けるのは主人公の弟の演技)。
バッテリー 特別編 (初回生産限定版) (あさのあつこ書き下ろし小説付)
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