スーパースター! チャンドラムキ

チャンドラムキ 踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター CHANDRAMUKI
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 ラジニカーントとの再会は全くの偶然。出張先のDVDショップでアジア映画の棚を物色していると、どう考えてもインド映画としか思えない「チャンドラムキ」というタイトルと、スーパースター・ラジニの顔が目に入った。「ムトゥ 踊るマハラジャ」からほぼ15年、再び彼の新作に出会えるとは。
 まもなく還暦を迎えるとはいえ、さすがにスーパースター!冒頭のアクションシーンから視線を釘付けである。ハリウッドの爆薬アクションとも、香港映画のワイヤー・アクションとも、タイ映画のムエタイ・アクションとも全く異なる、いわば「スーパースター・アクション」で、ラジニカーント扮するサラヴァナンが完全無欠のヒーローであることは決定。あとは全て彼の言葉と踊りに身を任せればいいのだ。
 カリスマ性には全く翳りは見えないものの、ダンスシーンにはかつてのようなキレがないような気もした。もっとも、ダンスミュージックが一度耳にしたら離れない「ムトゥ~」などと違って、ややあっさりしているせいかもしれない。
 「アメリカ帰りのゴーストバスター」という副題を見るとコメディかと思ってしまうが、意外にドラマ性は高い。身分差別や人格障害、カルト信仰など、ラジニの自信満々の演技の裏にはかなり社会性のあるテーマが隠れている。ただし、ラジニ自身は医者として成功しているセレブなので、庶民が彼に感情移入してカタルシスを感じるかどうかはやや疑問。やっぱり彼はスーパースターになってしまったのだ。
 要所要所(?)で5~10分に及ぶダンスシーンが挿入されるために3時間前後の作品が決して珍しくないインド映画だが、だからといって展開がだれるわけではない。160分を超える作品だが、最後の最後まで「このあとはいったい…」としっかり興味をつないでいた。
 こうしてラジニカーントとの再会を果たした今、「ムトゥ踊るマハラジャ」を手に入れたくなったことは言うまでもない。


チャンドラムキ 踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター [DVD]
バンダイビジュアル
2007-04-25

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