意外にあっさり 崖の上のポニョ

崖の上のポニョ
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 昨年の興行収入1位となる155億円を稼ぎ出した「崖の上のポニョ」だが、初期の宮崎アニメはともかく、「ハウルの動く城」あたりになると年齢的にも食指が動かず、今回は4歳の娘のために購入。娘は昨年の夏、祖父母に連れられて「ポニョ展」なるものに行き、映画を見ていないにもかかわらず「ポニョ、ポニョ」と大騒ぎしていた。テーマソングのCDは買ったが、物語を知らずに済ませるのも不憫で、「千と千尋の神隠し」以来の宮崎アニメ購入となった。
 個人的には「未来少年コナン」に胸を熱くした世代なので宮崎アニメのキャラクターや縦横無尽のアクションは嫌いではない。しかし、世間から宮崎駿が持ち上げられ、作品のメッセージ性などが過剰に評価されるようになって何となく距離を置くようになってしまった。そういう意味では警戒しながら見た面もあるのだが、思っていたよりずっとあっさり。深読みをすれば宮崎アニメの共通テーマと言われる環境や高齢社会、教育、共同体の問題など、あれこれ論じることはできそうだが、単に宗介とポニョの友情の物語としてもいいような気がした。あとはディズニー映画よろしく、映像と音楽のすばらしさと「よかったね」というラストで十分。ラストに流れた「崖の上のポニョ」で踊り出した以外は、いまひとつ娘の反応は鈍かったようにも思うが。
 今回、改めて感じたのはあえて抑揚を抑えた声優の台詞。感情を必要以上に込めないことでリアリティを追求しているのだろうか。以前は俳優や声優以外のタレントを起用していたので違和感も計算済みだと思っていたが、今回の声優陣はほとんどがプロの役者といっていい(長島一茂もプロの俳優だよね)。それでもリサ(山口智子)を筆頭に登場人物の声は「浮いて」いる。逆に言えば、ふだん我々は俳優の表情にだまされ、過剰に感情移入した台詞に慣れきってしまったということだろうか。
 また、フジモトやグランマンマーレのキャラクターからはこれまで以上に手塚治虫のキャラクターの影響が感じられた。「ポニョ」に関しては事前も事後も全く情報収集はしていないのだが、この点はどうなのだろう。

崖の上のポニョ [DVD]
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
2009-07-03

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