アイデンティティを求めて ガタカ

ガタカ GATTACA
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 マニアから高評価を受けているというSF映画だが、「ドキドキワクワク」という感じではなく、イーサン・ホークやジュード・ロウの青春映画といった趣。遺伝子操作によって「適正者」として生まれた人々の、感情を抑制したやりとりと雑音のない静かな世界が、いかにも近未来の雰囲気を醸し出している。
 前半は「適正者」になりすまそうとするビンセントと、真意が計り知れないジェロームの関わりがスリリング。ジュード・ロウというだけで一捻りあるのではと期待したが、この作品のジュード・ロウは意外に好感の持てる青年だった。また、中盤ではガタカで起きた殺人事件によって順風満帆にきたビンセントの素性が暴かれるのかと、ハラハラさせられたものの、真犯人が逮捕されてビンセントは安泰。後半は「やはり」と思わせる「適正者」の弟が登場し、兄弟の愛憎劇となる。結局、設定こそ近未来だが、ジェロームやアイリーン、弟たちとの、愛と葛藤のドラマだったわけだ。
 それにしても、イーサン・ホーク、ジュード・ロウ、ユマ・サーマンの3人は、インパクトのある役柄にもかかわらず印象が薄い。個人的に興味がないせいか、ジュード・ロウにしても、ユマ・サーマンにしても、それなりに出演作品を見ているはずなのに記憶に残るシーンが少ないのだ。
 もしかすると、この作品で一番印象深い俳優は、アーネスト・ボーグナインかもしれない。現在、彼は90歳を過ぎているが、まだ生きているらしい。



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2009-06-03

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