人生はゲームのようなもの レベル・サーティーン

レベル・サーティーン LEVEL THIRTEEN 13
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 「人生はゲームである」とはよく聞くフレーズであり、これだけ生活の中にゲーム機やゲームが入り込んでくると、ロールプレイング・ゲームがそのまま現実の世界に飛び出してくるという発想も決して突飛なものではない。人間が何者かによってこの世に生み出され、運命という名の筋書きを演じさせられていると考えれば、このテーマも古典的で、なおかつ普遍的なものともいえるだろう。そのせいか、2006年の作品であるにもかかわらず、どこか古めかしささえ感じさせ、質感としては同じタイ映画の「69」に近いものがある。
 最初、ジャケット写真のクリサダ・スコソル・クラップが「トレインスポッティング」っぽいのでタイ映画とは気づかずに見逃していたのだが、やっと最近になってタイ映画だということを知って購入した(ただし、リユースDVD)。物語の中でも主人公プチットは西洋人とのハーフということになっており、その腺病質的な雰囲気がいかにもこのストーリーにはぴったり。演技力に問題アリという批評も目にしたが、これも計算の上と思うのだが。 ゲームに気づくヒロインは「心霊写真」で主役(?)を演じたアチタ・シカマナ。彼女の中性的な(?)魅力もまたいい。
 物語の設定とともにグロテスクな描写が目玉でもあるが、しつこさがないので意外に淡々と見ていくことができる。また、レベルが上がるに従ってゲームの内容が単純にエスカレートしていくわけでもなく、嫌がりながらも最後までゲームから降りられないようになっているところが上手い。そして結末は、アジア映画にはありがちであるが、日本映画ではなかなか見られない後味の悪いような、いいような、何ともいえない味わい。
 「タイ映画」という固定観念を捨てて楽しみたい作品。


 
レベル・サーティーン [DVD]
video maker(VC/DAS)(D)
2008-01-01

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オチ着眼点としてはか ...
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★★最初の方はなかな ...
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