1時間は我慢して チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ

チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ~インドから中国へ~ CHANDNI CHOWK TO CHINA
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 ”スーパースター”ラジニカーントでインド映画の楽しさに目覚めたものの、ここ10年ほどはすっかりご無沙汰。「チャンドラムキ」であの興奮を思い出し、今回購入したのは本国で「スラムドッグ$ミリオネア」以上のオープニング成績をたたき出したというこの作品。
 ラジニカーントほどの脂っぽさはないものの、侮れないのが主演のアクシャイ・クマール。既に100本以上の出演作品があるという大スターらしいが、前半の情けなく頼りない姿から後半のたくましくカッコいい姿への豹変ぶりはさすが。カンフーもそれなりにサマになっているし、何しろ雰囲気がある。また、一人二役を演じているヒロインのディーピカー・パードゥコーンも魅力的。サキを演じているときはいかにもインド映画のヒロインなのだが、ミャオミャオを演じているときはクールビューティ。個人的には後者がより好みなのだが、同一人物とは思えない演じ分けで、一粒で二度美味しいといったところ。さらに悪の親玉である日本人(?)北条を演じたのもゴードン・リュウ(リュー・チャーフィ)だったからこそ、うさんくさいカンフー映画にならずに済んだといえる。
 お調子者が強くなって悪の親玉を倒すという展開は、「ゴールデンチャイルド」のエディ・マーフィーを思い出させるが、伏線もしっかり張られていて期待以上に楽しめた。シドゥが料理人であることやサキが中国に本社を置くエレクトロニクス企業のキャンペーンモデルであるという設定も後半でしっかり活かされている。

 ただし、インド映画の特徴はいきなり踊り出すことと上映時間が長いこと。歌詞でストーリーを展開させるという側面もあるが、いきなり大群舞を始めるので初めて見る人は面食らってしまう。そのうちにあのインド独特のリズムが耳をついて離れなくなるのだが、それもまた作品を長引かせる一因。比較的テンポのいいこの作品でも本編は150分もあり、特に前半はやや締まりがない印象を受けるかも知れない。しかし、最初の1時間を乗り切れば後半の1時間半は一気に盛り上がっていく。まずはだまされたと思って1時間は我慢して見てほしい。後半、大群舞がないのが寂しい気がしてくるに違いない。

チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ
2009-10-21

ユーザレビュー:
インド映画の入門にも ...
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