語らざる者の語り Gスピリッツ

G SPIRITS Vol.13 三沢光晴を究める。
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 初代タイガーマスクや藤波辰巳のジュニアの試合に魅せられ、プロレスファンになったのは高校3年生。高校から大学にかけてはビッグマッチがあると学校の帰りに駅のスタンドに寄って「東スポ」を買い、ついでに「週刊ファイト」を買うこともあったが、好んで買っていたのはカラフルな誌面の「ザ・プロレス」。何度かレスラーの似顔絵イラストが採用されたこともあった。その後、「週刊ゴング」を毎週買うようになり、いつの頃からか読み物としては週ゴンの記事に物足りなさを感じるようになってターザン山本の「週刊プロレス」に移籍した。
 プロレスがかつての盛り上がりを失い、テレビ放映も縮小されるようになると、地上波のNOAH中継だけは見ていたものの、週プロの定期購読も終了。少しずつプロレスから遠ざかり、たまにビッグマッチのDVDを買うくらいで、プロレス誌も本屋で立ち読みをする程度に。
 この「Gスピリッツ」もたまたま本屋で見かけてたまに買うようになったが、しばらくは「G」が「ゴング」とは知らず、「G馬場」の「G」だと思っていた。私が目をとめる号がたまたま全日本の特集だっただけなのだが、この雑誌の面白さはインタビュー中心に構成されている点。「週ゴン」や「週プロ」を読んでいるときも面白いのは結果を知っている試合レポートよりもインタビュー記事だった。ふだんは言葉を拒否し、肉体で語るレスラーが発する言葉は何より説得力がある。そして、試合でも言葉を語りたがる新日本の選手以上に、寡黙に戦う全日本のレスラーのインタビューには納得させられる点が多かったように思う。
 プロレスそのものに目覚めたのは新日本だったが、延髄切りで強引に決着をつける晩年のA猪木にはさっぱり魅力を感じず、全日本の重厚さに惹かれるようになっていった。全日本は後楽園はもちろん、武道館にも何度も足を運び、その後、自然に全日本からNOAHへと関心の対象は移っていった。Vol.13では三沢光晴の特集で、渕正信、阿修羅原、ターザン後藤などが三沢について語っている。他にもザ・グレート・カブキやTAKAみちのく、丸藤正道が受け身について語っており、そのいずれもが、かつての全日本ファンにとって心地よいものばかり。たぶん、購読者も30代以上の世代なのだろう。

Gスピリッツ Vol.13 (タツミムック)
辰巳出版

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