前向きさに元気づけられる オーストラリア

オーストラリア AUSTRALIA
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 オーストラリア出身のハリウッド・スター、ニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマンの共演による、第二次世界大戦中のオーストラリアを舞台にした作品。本編が166分もあるので、長々と艱難辛苦や葛藤が描かれる面倒くさいドラマかと敬遠していたが、実際に見てみるとさすがは「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン監督である(もっとも、「ムーラン・ルージュ」は未見)。
 アボリジニと白人のハーフである少年ナラを語り手に、まるでミュージカルの舞台を見ているかのような弾んだ調子で物語が始まっていく。人種差別や利権争い、男女のすれ違いや親子の愛情など、さまざまな要素を盛り込みながら、それらがほどよいバランスで盛りつけられている。取り上げ方によっては重苦しくもなるテーマであるが、イギリス貴族のサラ(ニコール・キッドマン)にしても、カウボーイのドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)にしても、少年ナラにしても、登場人物たちが皆前向きに進んでいくので見ていても元気が湧いてくる。3時間近い作品なので、社会派ドラマにしてしまうとあまりにも見る側の負担が大きい。その点、一つ一つのエピソードをこの程度の軽さで描いているところがちょうどいいのだ。
 物語も1500頭の牛をダーウィンの街まで運ぶところで終わるかと思うと、さらに過酷な運命に彼らを突き落とすのは日本軍。後半の30分でしっかり泣かせるところも心憎い。
 ニコール・キッドマンの少しオーバーな演技もこの役にぴったりはまり、ちらっと見せるひげ面でないヒュー・ジャックマンもなかなかいい。そして助演男優賞をあげたいのが敵役のデヴィッド・ウェンハム。「ヴァン・ヘルシング」でもヒュー・ジャックマンと共演しているが、何とも憎々しかった。

作品データ
監督:バズ・ラーマン 出演:ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン他 製作年:2008年 製作国:アメリカ、オーストラリア


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