男が泣ける レター

レター 僕を忘れないで THE LETTER ☆
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 韓国映画「手紙」のタイ映画によるリメイク作品。1997年のオリジナルは既に見ていると思っていたが、2003年の「ラブストーリー」と勘違いしていたらしく、この作品を見ていても記憶は蘇らなかった。
 チェンマイを舞台にした、ほぼ最初から最後まで主人公のディウとトンの2人によって進行するラブストーリーである。病魔による死が愛し合った2人を分かつというありがちなパターンであり、ストーリーもオリジナルを踏襲しているようだが、チェンマイののんびりとした風景と、田舎の農業研究員であるトンの素朴さが、いかにも「タイ映画」という雰囲気になっている。
 バンコクのコンピュータ・プログラマー、ディウを演じたアラブ系のエーン・トーンプラソムがパッと見るとタイ人という印象を受けないことや、トンを演じるアタポーン・ティーマゴーンがいまひとつ冴えないことなど、最初は違和感があるものの、最後まで見ているとこの2人でなければ演じられなかったのだと納得できるキャスティング。お互いを常に想い合い、決して「オーストラリア」のニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマンのように衝突はしない2人なのだが、そこがハッピーエンドになるか否かの違いなのだろう。
 たまたま妻が不在のときに見たのだが、一緒に感動の涙を流してくれるものなら一緒に見たかったし、鼻で笑われるのなら1人で見て正解だったということになる。

作品データ
監督:パウーン・チャンタラシリ 出演:エーン・トーンプラソム、アタポーン・ティーマゴーン他
製作年:2004年 製作国:タイ




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