アジアの至宝ジージャー ドゥー・スアイ・ドゥ

ジージャー ドゥー・スアイ・ドゥ  RAGING PHOENIX ☆

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 UKヴァージョンを香港経由で入手。リージョン2なのだが、PAL方式なので4月に購入したLGのBD370が本領を発揮した。英語字幕のため、ストーリーの細部はわからないものの、「チョコレート・ファイター」で見せたジージャーのアクションはさらに迫力を増し、ブレイクダンスや酔拳とのハイブリッドも楽しい。
 ジージャーはバンドのドラマーをクビになり、失意のまま酔っ払っているところを何者かに襲われる。そこに現れ、彼女を救ったのは、かつて婚約者を誘拐組織に拉致され、組織を追い続けているカズ。カズとその仲間たちは酒のパワーによって力を発揮するメーライユット(?)という酔拳のような格闘技をジージャーに伝授し、彼らは命がけで組織に対決を挑むというストーリー。
 ジージャーの素性と、組織がある種の体臭を持つ女性を誘拐するというところがいまひとつ納得できなかったのだが、細かいことはあまり気にする必要はない。ムエタイや中国拳法のアクションについてはいまさら語るまでもないが、カポエイラっぽい足技とブレイクダンスが巧い具合に混ざり合ったアクションは、これまでに経験したことのない楽しさがある。もともと、ムエタイはヒジやヒザの使い方がエグいので、これまで見慣れてきたジャッキー・チェンやジェット・リーのアクション以上に「痛み」が伝わってくるのだが、さらに香港アクションに不可欠の要素であったユーモラスな動きが削ぎ落とされているところにもジージャーのアクションの特徴がある(その点、トニー・ジャーは香港アクションの系譜と言ってもいいかもしれない)。いずれにせよ、ジージャーはこれまでのアクション俳優にはない大きな可能性を秘めていることは確か。身体能力が高く、生身を削ってアクションができる女優は、往年のミシェール・ヨー以外には彼女しか思い浮かばない。

 この作品の日本語版を一刻も早く見たいものだが、可能性があるのはクロック・ワークスか東北新社、またはタキ・コーポレーションくらいだろうか。「マッハ!」と並び、アジアのアクション映画史の1ページを飾る作品であり、宣伝次第ではかなりの売り上げが期待できるはず。

作品データ
監督:ラーセン・リムトラクーン 出演:ヤーニン・ウィッサミタナン、カズ・パトリック・タン他
製作年:2009年 製作国:タイ

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  • 「Raging Phoenix」UK版BD

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