退屈な野心作 エンター・ザ・ボイド

エンター・ザ・ボイド ディレクターズカット版 Enter the Void ☆

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 死後、幽体離脱したドラッグの売人オスカーの魂が、これまでの人生をフラッシュバックするとともに、たった1人の肉親である妹リンダを思い、TOKYO をさまよい歩く。最初は実験的な映像と、非日常的な世界に興味を引かれたが、延々と同じような映像が繰り返されるので後半は退屈してしまった。監督の描きたい世界を徹底して描いた商業主義とは無縁の作品と言えるかもしれない。カンヌ国際映画祭にもノミネートされたと言うからわかる人にはわかるのだろうが、映画には寛容だと思っていた私もこの作品にはなじめなかった。
 結局、物語の冒頭でアレックスが説明した『死者の書』の内容通りに物語が完結するため、「輪廻」と言っても全く意外性がない。後半だけを見た妻にも「予想通りの結末」と言われる始末。また、映像的には手間暇かけているのだろうが、苦労しただけの効果も上げていないような気がする。臨死体験やドラッグ体験のある人にはうなずける映像なのかもしれないが、映像そのものが粗いので、わざわざ Blu-ray で見るほどのものでもない。もしかすると死後の世界はSD画質なのかも。

作品データ
監督:ギャスパー・ノエ 出演:ナサニエル・ブラウン、パス・デ・ラ・ウエルタ他
製作国:フランス 製作年:2009年


エンター・ザ・ボイド ディレクターズカット完全版 [Blu-ray]
Happinet(SB)(D)
2011-01-07

ユーザレビュー:
これ、劇場の大スクリ ...
微妙でした刺激的で、 ...
ギャスパーノエ、やば ...
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