ひたすら娘にために 96時間

96時間 TAKEN

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 リュック・ベッソンにしてはスタイリッシュというよりもゴツゴツした印象の作品。とはいえ、フランス映画らしく、ハリウッド映画のような雑味は極力カットしている。

 ストーリーそのものはよくあるパターンで、誘拐された娘を救う元特殊工作員の父親の話。ぱっと思い浮かぶところではスティーヴン・セガールの「沈黙の聖戦」だろうか。あれはいかにもスティーヴン・セガール自身が好みそうな映画だったが、この作品の場合はリュック・ベッソンがパリを舞台に製作しただけに余計な色気は見せない。
 「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」で”ハンニバル”スミス大佐を演じたリーアム・ニーソンが、ニコリともせず、ただひたすら娘を救うために行動する。娘を救うためには96時間しか猶予がないので、悩んだり、迷ったりしている暇はないのだが、ハリウッドであれば主人公のロマンスや葛藤なども盛り込んでしまうところだ(父親ブライアンは離婚しているので、パリでの協力者に女性をキャスティングするくらいのことは当然するだろう)。しかし、ブライアンは邪魔する者は遠慮なく撃ち殺し、娘を苦しめた者には命乞いもあっさり無視。昔の仕事仲間の妻にまで銃口を向け、躊躇なく引き金を引いてしまう。荒唐無稽といってしまえばそれまでだが、ブライアンが娘を救うために行動を起こしたあとの展開は、ストレスなく一気にラストまで楽しませてくれた。
 ブライアンと同じく娘を持つ身としては、過干渉と思えるほど娘を心配する気持ちもよくわかるし、反対に娘を甘やかしている母親には文句の一つも言ってやりたい。そういう面でも最後はスッキリした。

作品データ
監督:ピエール・モレル 出演:リーアム・ニーソン、ファムケ・ヤンセン他
製作:2008年 製作国:フランス


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