どんでん返しもほどほどに ワイルドシングス

ワイルドシングス-エロティック・バージョン- wild things unrated ☆

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 私が学生の頃の若手スターだったケビン・ベーコンやマット・ディロンがすっかりおじさんになっているのが印象深い。もっとも、私はマット・ディロンとほぼ同年代なので、自分もおじさんになったということなのだが、かつてのスターである彼らが出演していることで、何とも中途半端な作品になってしまった。女優についても同じことがいえ、ネーブ・キャンベルやデニス・リチャーズが惜しげもなく「ナイスバディ」を披露しているものの、彼女たちもネームバリューの割には華がない。逆に無名の俳優を起用していたとしたら、凝った展開の物語も活かされたような気がする。キャストの中で独り存在感を示していたのは、相変わらずの飄々とした演技のビル・マーレーだけだったかも。
 どんでん返しに次ぐどんでん返しのストーリーは確かに面白い。これ以上ひっくり返したら観客を置いてけぼりにしてしまうギリギリのところで踏みとどまった「さじ加減」はさすがだが、人によっては「もうたくさん」と感じた人もいるかもしれない。前半、サム(マット・ディロン)がレイプのえん罪に陥れられるあたりで、もう少し危機感が伝わってくれば後半のどんでん返しがさらに衝撃的だっただろう。
 「エロティック・バージョン」で Blu-ray の廉価版が出たことが購入に踏み切った第一の理由だが、Blu-ray の映像の美しさはともかく、「エロティック」は看板倒れだった。

作品データ
監督:ジョン・マクノートン 出演:ケビン・ベーコン、マット・ディロン他 製作年:1998年 製作国:アメリカ


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