ハリウッド版「悪人」 キラー・インサイド・ミー

キラー・インサイド・ミー THE KILLER INSIDE ME ☆

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 ジェシカ・アルバが娼婦役で出演していることと、ハピネットのこの夏のキャンペーン「日・韓・米猟奇シリアルキラー対決」で、「冷たい熱帯魚」や「悪魔を見た」と並んでリリースされていたので、勢いで Blu-ray を購入。
 ストーリーは全く異なるが、見終わって妻夫木聡と深津絵里の「悪人」に似た印象を持った。
 ケイシー・アフレック演じる保安官助手ルーは、娼婦ジョイスと出会ったことから次々と殺人を犯し始める。「悪人」とは異なり、決して必然性がある殺人ともいえないのだが、ほんのわずかな過ちからどんどん道を外れていくことになる。ケイシー・アフレックは苦悩や逡巡を見せず次々と殺人を犯すのだが、そこに感情の発露が見られないために感情移入しにくく、彼が根っからの「悪人」なのか、やむにやまれぬ衝動から殺人を犯さざるを得ないのかが判然としない。この主人公への感情移入のしにくさが「悪人」の妻夫木聡と重なるのだ。
 また、最初に殺されたのはジョイスだが、ルーが最も愛していたのがジョイスであるというパラドックスが作品の中では十分に描かれず、「驚愕の結末」もいまひとつインパクトに欠けてしまった。この点ではジェシカ・アルバのキャスティングが十分に活かされたとは言い難い。ジェシカ・アルバもこれまでになく露出度は高いのだが、それでも頑固に一線を越えてくれないのがファンとしては残念。このまま歳をとって欲しくないなあ。もう1人のヒロインのエイミーを演じたケイト・ハドソンは、ジェシカ・アルバと対照的に描かれねばならなかったので少し損をした印象。「NINE」のステファニー役ほどの魅力は感じられなかった。ちなみに彼女が「ワイルド・キャッツ」や「潮風のいたずら」のゴールディ・ホーンの娘だということは今回初めて知った。やっぱり時の過ぎるのは早いものだ。

 さて、日・韓・米の猟奇シリアルキラー対決だが、少なくともアメリカ代表ルーの勝利はなさそうだ。

作品データ
監督:マイケル・ウィンターボトム 出演:ケイシー・アフレック、ジェシカ・アルバ、ケイト・ハドソン他
製作年:2010年 製作国:アメリカ



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