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zoom RSS 盛りだくさん! スピーシー・オブ・コブラ

<<   作成日時 : 2011/09/09 21:26   >>

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スピーシー・オブ・コブラ HISSS ☆

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 「絶世の美女が繰り広げるエロティックな変態技に圧倒!」という宣伝文句よりも、アメリカ=インド合作というところに惹かれて購入。監督はデヴィッド・リンチの娘ジェニファー・リンチというから根拠もなく期待してしまった。

 アメリカとインドのどっちつかずの作品になるのでは、という点は杞憂に終わり、予想以上に「インド映画」している作品である。スタッフがハリウッドでも、キャストとロケーションがボリウッドということが大きいのか、それともジェニファー・リンチがインド映画を撮りたかったのか。マリカ・シェラワットがコブラから美女に姿を変え、街に降りていった場面では、インド映画の十八番の唐突な大群舞が始まる。できればもっと踊って欲しかったのだが。

 実際にインドに伝わる大蛇伝説の他にも、警察官同士の友情や、子供ができない夫婦の愛情など、ホラーの要素以外にもテーマは盛りだくさん。それらをうまくまとめきれず、思わせぶりな場面転換が連続するところなどはアジアのB級映画っぽくて嬉しくなる。タイトルから「スピーシーズ」のような作品を予想し、ハリウッド的な起承転結のストーリーを求めた人は失望するだろうが、アジア映画ファンには大きな問題ではない。
 ジャングルで捕らえられたオスのコブラを救うため、姿を人間に変えて街に現れたメスのコブラは、人間とコミュニケーションを取ろうともしないし、一言も人語を発することなく、ただただ人間を殺していく。「エロティック」とはあるものの、「スピーシーズ」のエイリアンが人間の男性を誘惑して殺すのとは異なり、逆に説得力がある。考えてみればコブラは人間と交わる必要などないのだ。しかし、そのためにマリカ・シェラワットの露出はVFXの影に隠れていまひとつ。インド映画だということを考えれば無理はないが、「もう少しサービスを…」と思わないでもない。一方、「スラムドッグ$ミリオネア」でも刑事を演じたイルファン・カーンは、濃い顔立ちもさることながら存在感抜群。怪しげな伝説には耳も貸さず、あくまでも殺人犯を捜そうとする姿勢が物語をびしっと締めた。カメラワークや音楽にも力が入っており、決して低予算のB級映画ではないのだが、宣伝文句が誇大広告であったことは紛れもない事実だった。

 話は逸れるが、インド映画といえばラジニカーントの新作「Enthiran」が早く見たい!

作品データ
監督:ジェニファー・リンチ 出演:マリカ・シェラワット、イルファン・カーン他
製作年:2010年 製作国:アメリカ/インド


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