ドキドキする怖さ ザ・ライト

ザ・ライト[エクソシストの真実] THE RITE ☆

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 エクソシストといえば、何といってもリンダ・ブレアの「エクソシスト」(1973年)である。公開当時、私は叔母と一緒に劇場で恐る恐る見たのだが、振り返ってみると8歳の小学生をこういう映画に連れて行った叔母の了見が分からない。
 さて、この作品は副題にもある通りエクソシスト(悪魔祓い)を扱っているが、その切り口が面白い。自分の信仰心に疑いを持ちながらバチカンのエクソシスト養成講座を受けることになった神学生のマイケル(コリン・オドナヒュー)が、ルーカス神父(アンソニー・ホプキンス)の悪魔払いを目の当たりにし、恐ろしい体験を通して信仰心を取り戻していくというストーリー。実在するエクソシストの司教がモデルになっているということで、ホラーよりもスリラーの要素が強い。
 最初からおどろおどろしい世界を見せるのではなく、懐疑的な主人公を中心に物語を展開させたところが巧い。見る側も主人公マイケルと同じようにルーカス神父にいかがわしさを感じながら、少しずつ悪魔の世界に取り込まれていくことになる。もちろん、悪魔に憑依された少女が五寸釘をはき出したり、マイケルしか知り得ないことを知っていたりと期待通りの描写もあり、悪魔に取り憑かれたルーカス神父の表情はVFXで恐ろしげに変わる。しかし、そのようなホラー的な怖さはほんの一部に過ぎず、いったい真実はどこにあるのかという謎解きのドキドキ感の方がこの作品の目玉である。終始、緊張感を持続させながらも「品のある」怖さで、十分に楽しめた。

 重厚で、なおかつ怪しげな役を演じさせたらアンソニー・ホプキンスの右に出る者はなく、この作品でも強烈な存在感を発揮している。彼無しでは成立しない作品だったかもしれない。次はどんな役を演じてくれるのか大いに楽しみ。

作品データ
監督:ミカエル・ハフストローム 出演:アンソニー・ホプキンス、コリン・オドナヒュー他
製作年:2011年 製作国:アメリカ


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