映画史に残る演説シーン 英国王のスピーチ

英国王のスピーチ THE KING'S SPEECH

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 イギリス映画というと何となく堅苦しそうな気がして、しかも英王室をテーマにした作品となればなおさら格調高くて肩が凝りそうだという先入観を持ってしまう。そのために手元にあってもなかなか手を着けられないことが多いのだが、実際に見てみると意外にくだけていて面白い作品が多い。この作品も第83回アカデミー賞で4部門を受賞しただけのことはあり、近年のアカデミー受賞作の好例に漏れず、見る者を十分に楽しませ、感動させるエンターテイメントでもある。
 現在のエリザベス女王の父親で、兄エドワード8世の退位に伴って国王の座につき、「善良王」と国民から慕われたジョージ6世が主人公。幼い頃に受けた虐待が原因で吃音症になり、人前でスピーチすることを避けてきたジョージ6世が、オーストアリア人セラピストのライオネル・ローグの助けを借りて吃音症を克服する。物語は、第二次世界大戦開戦時、ジョージ6世が英国全土に向けてのラジオ演説を成功させるシーンで終わるのだが、この演説シーンが感動的。映画の中の演説シーンといえば何といってもチャップリンの「独裁者」だが、この名作に勝るとも劣らない印象的な演説シーンといってもいいかもしれない。ジョージ6世の演説も国威発揚のためのものなのだが、「インデペンデンス・デイ」のビル・プルマン演じるアメリカ大統領の演説のように独善的な感じがしないところがイギリスらしい。
 コリン・ファースやジェフリー・ラッシュを始めとするキャストについては文句ナシ。ひさびさにヘレナ・ボナム=カーターが「まともな人間」の役で出てきたのも嬉しかった。

作品データ
監督:トム・フーパー 出演:コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター他
製作年:2010年 製作国:イギリス、オーストラリア


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