みんな一所懸命 チルドレン・オブ・ホァンシー

チルドレン・オブ・ホァンシー/遙かなる希望の道 黄石的孩子 THE CHILDREN OF HUANG SHI ☆ 【DVD】

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 1930年代、戦火を逃れて中国孤児60人とともに黄石(ホァンシー)から山丹(シャンタン)へシルクロードを横断したイギリス人ジャーナリストの実話に基づいた作品。
 チョウ・ユンファのファンである私でさえ最近までこの作品のことを知らなかったので、それほどヒットした作品ではないのかもしれない。しかし、監督は「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」など多くの佳作を撮っているロジャー・スポティスウッドだし、「ミッション:インポッシブル3」のジョナサン・リス=マイヤーズや「クレイジーズ」のラダ・ミッチェルの他、我らがチョウ・ユンファにミシェル・ヨーまで出演している。地味なストーリーではあるが、軽々しい映画ではない。
 心に傷を負った黄石の孤児たちが、英国人記者のホッグ(ジョナサン・リス=マイヤーズ)に次第に心を開いてゆき、新天地を求めて1000キロ以上の道のりを歩いて移動していく。前半は黄石にたどり着いたホッグと孤児たちが心を通わせ合うまでの物語で、後半は赤十字の女性医師リー(ラダ・ミッチェル)や中国共産党のジャック(チョウ・ユンファ)たちとともにシルクロードを横断し、山丹にたどり着くまでの物語。振り返ってみると大きなドラマらしいドラマはないのだが、登場人物の誰もが一所懸命生きようとしていることに胸を打たれる。特に孤児を演じた子役たちの表情がいい。最初は意思を持たないかのように無表情なのだが、ホッグとの交流を通じて明るく子どもらしい表情を取り戻していく。「泣く子と地頭には勝たれぬ」改め「子役と動物には勝てない」ではないが、成功の半分は子役たちの活躍といっていいだろう。
 また、チョウ・ユンファがひさしぶりにいい役に巡り会った。私のイメージするチョウ・ユンファそのものといった感じで、強く、優しく、カッコいい男を演じている。「シャンハイ」のアンソニー役のように中国人に対する欧米人のステレオタイプではない役柄だったところがよかったのかもしれない。
 日本軍がどうこうということではなく、戦争が多くの人の人生を変えてしまうのは確かなのだろう。同じような苦しみや悲しみを味わう人がいなくなればいいのだが。

作品データ
監督:ロジャー・スポティスウッド 出演:ジョナサン・リス=マイヤーズ、ラダ・ミッチェル他
製作年:2008年 製作国:オーストラリア、中国、ドイツ


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