薄っぺらな人物造型 インモータルズ

インモータルズ-神々の戦い- IMMORTALS 【DVD】

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 数あるギリシア神話を題材にした映画の1本。神話の登場人物(神)そのものが記号的な存在であり、ドラマを描くにあたって複雑な心理描写は必要ない。むしろ薄っぺらな人物(神)造型が神話を映像化する必須の条件といえるのではないか。以前にも同様のことを書いたが、英雄たちが近代自我に目覚めてしまったら思い切った行動を起こすことはできない。この作品の主人公テセウス(ヘンリー・カヴィル)も、単純に行動するから見ていてもスカッとして面白い。悪役もまた同様で、ミッキー・ローク演ずるハイベリオンが複雑な事情を抱えていたとしたら、単細胞のテセウスよりも人物的に魅力のあるハイベリオンに感情移入する人が多くなるに違いない。これはこれでいいのだ。
 ミッキー・ローク以外に気になったのはヒロインの巫女を演じたフリーダ・ピント。神々しいアテナを演じたイザベル・ルーカスがテセウスと恋に落ちるのかと思ったが、人間と神では身分違いも甚だしい。そこで巫女がその特性を失ってしまうことにはあえてふれずにテセウスと結ばれることになってしまった。イザベラ・ルーカスもかわいらしかったが、「スラムドッグ$ミリオネア」のヒロインでもあるフリーダ・ピントの方が魅力的に感じられた。

作品データ
監督:ターセム・シン 出演:ヘンリー・カヴィル、ミッキー・ローク他
製作年:2011年 製作国:アメリカ


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