映画より小説 ミレニアム2

『ミレニアム2/火と戯れる女』 スティーグ・ラーソン  ヘレンハルメ美穂・山田美明訳 早川書房  

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 ハリウッド版「ドラゴン・タトゥーの女」のあとに本家スウェーデン版「ドラゴン・タトゥーの女/ミレニアム」を見て、さらに原作の『ミレニアム1/ドラゴン・タトゥーの女』を読んだ。原作に近いのは後発のハリウッド版のように感じたが、原作は当然のように映画以上に密度が濃く、細部まで考え抜かれた傑作。すぐにミカエルとリスベットのその後が知りたくなり、『ミレニアム1』に続いて悪評高い楽天koboで電子書籍版を購入した。
 なかなか時間が取れず少しずつ読み進めたが、半分まで来ると次の展開が気になり、なかなか本を閉じることができない(スイッチを切ることができない)。今週は仕事から帰るのも遅かったにもかかわらず、布団に入っても1時間半ほど読んでから寝ていた。おかげですっかり寝不足だが、やっと最後まで読み終えることができた。たいていの小説なら上下巻に分かれていても4、5時間あれば読めるのだが、『ミレニアム2』に限ってはそのボリュームもさることながら細かい部分まで見逃したくなく、じっくり楽しんだ。
 1作目も非常に凝った構成だったが、2作目も全く違った切り口でミカエルとリスベットを活躍させたのは見事。既視感を感じさせないところがすごい。ストーリーを説明することはしないが、これだけ面白いのだから世界中でベストセラーもなるのも当然。
 スウェーデン版の映画もそのうちに見なければなるまい。しかし、今回原作を読んでみて改めて感じたのは、電子書籍になったとはいっても底知れぬ「小説」という媒体の可能性。想像力を一定の枠の中に押し込めてしまう映画に比べ、いくらでもイメージの世界が広がるのだ。確実に、映画を見るよりもドキドキわくわくしている自分がいた。

 作品とは全く関係ないことだが、楽天koboについて。電子書籍ビューワーとしては過大な期待はしないものの、イーブックストアの品揃えは相変わらず貧弱。価格コムの口コミを見るまでもなく、M社長の商売の仕方は詐欺まがいと言われても仕方がない。『ミレニアム3』までは購入すると思うが、そろそろ Nexus7 に乗り換えようかと思っている。もちろん、Amazon の Kindle にも興味はあるものの、アナウンスばかりでいつまでも発売情報がない。


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早川書房
スティーグ・ラーソン

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