追悼シルヴィア・クリステル エマニエル夫人

エマニエル夫人 Emmanuelle ☆ 【DVD】

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 シルヴィア・クリステルの訃報を聞き、数年前に買った「エマニエル夫人」を見直してみた。
 いまから40年近くも前の作品なので、公開当時の私は小学生。当然、リアルタイムで見るわけもなく、実際に作品を見たのはずっとあとのことになる。しかし、当時単なるブームを超えて一種の社会現象になったという記憶は鮮明にある。どこで目にしたのか定かではないが、籐椅子に足を組んで座っているシルヴィア・クリステルの姿ははっきり脳裏に刻まれているし、深夜放送の「あのねのねのオールナイト・ニッポン」では「エマニエルどこにいる居間にいる」「エマニエル今煮える」などのだじゃれがはやっていた。過激なAVの洗礼を受けた現代の若者には想像すらできないだろうが、ヌードのみならずセックスを主題にした映画が一般の目にさらされるということは画期的なことだったのだろう。
 舞台がバンコクということもあり、完全に私の守備範囲に入る作品なのだが、じっくり見直してみてもピンとこなかったというのが実感。バンコクが舞台と言っても「愛人/ラマン」の舞台がベトナムであったような必然性はほとんどなく、異国の地であればどこでもよかったような感じで、肝心のシルヴィア・クリステルも一躍セックス・シンボルとはなったものの、モデル出身だけあってスリムなプロポーションで、セクシーさを感じさせるようなスタイルではない。むしろ考古学者のビーを演じたマリカ・グリーンの方がハリウッド的なセクシーさがあった。もっとも、これは個人的な好みの問題か。また、フランス映画だからというわけではないだろうが、やたらと説教くさい。それはそれで受け入れられたのは、当時はまだセックスと愛が不可分のものだったからなのだろう。現在のようにセックスと愛が分離されてしまうと、「何ごちゃごちゃと言ってるの!」と一蹴されてしまいそうだ。

作品データ
監督:イヴ・ルッセ・ロアール 出演:シルヴィア・クリステル、アラン・キュニー他
製作年:1974年 製作国:フランス


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