ジュディ・デンチが怖い あるスキャンダルの覚え書き

あるスキャンダルの覚え書き NOTES ON A SCANDAL 【DVD】

画像


 「エロティック・サスペンス」という宣伝文句の作品だが、私に言わせれば「サイコ・スリラー」である。ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの共演という時点で「エロティック」の看板を下ろす件に関しては異存はないはず。ケイト・ブランシェットは私より4歳も年下であり、この作品が作られた当時はまだ30代。彼女自身は決してエロティックでないとは言えないが、彼女の演じた美術教師シーバはセクシーさを強調した役柄ではない。むしろ日常の満たされない思いを身近な教え子にぶつけてしまう人間的な脆さの方が強調されているので、教師と教え子という禁断の関係に気持ちが昂ぶることはないのだ。
 それよりもインパクトがあったのはジュディ・デンチの怖さ。物語の冒頭からとにかく怖いのだ。ただでさえ、歳を重ねれば妖怪じみてくるのに、ベテラン教師バーバラはレズビアンでストーカー。もっとも、この部分は途中まで伏せられたまま物語が進むのだが、偏執的に日記を綴る彼女の姿とモノローグはホラー映画も顔負け。途中からは進退窮まったシーバも狂気を孕み、逃げ出したいほどビクビクしながら見てしまった。

 それにしても、アメリカで実際にあった淫行事件を、イギリスを舞台に映画化した意図がよくわからなかった。

作品データ
監督:リチャード・エアー 出演:ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット他
製作年:2006年 製作国:イギリス


あるスキャンダルの覚え書き [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2007-11-02

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by あるスキャンダルの覚え書き [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック