知った前と後 私が、生きる肌

私が、生きる肌 THE SKIN I LIVE IN La piel que habito  ☆ 【BD】

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 テーマの割に淡々と物語が進むので「問題作」とか「衝撃の」という枕詞は似つかわしくないが、見終わったあとにジワジワと面白さが湧いてくる。
 一番の収穫はエレナ・アヤナの美しさで、「トーク・トゥ・ハー」や「ヴァン・ヘルシング」に出演しているとは言っても、我々にとってはほとんど手垢のついていない新鮮さがある。当初予定されていたペネロペ・クルスではやはり印象が違っていたはず。個人的な趣味になるが、「エマニュエル」でミア・ニグレンに出会ったときの感動に近いかもしれない。もっとも、ミア・ニグレンが見せた官能的な美しさとは少し異なり、アントニオ・バンデラスの抑制の利いた演技のせいもあって彼女から感じられるのは無機質な美しさ。それがいかにもヨーロッパ映画らしくて好感が持て、まさに異国の映画を見ている気分になる。そこには邦画の「完全なる飼育」シリーズのような生々しさはない。
 ネタバレになるので後半の展開には触れないが、ストーリーにも意表を突いた面白さがある。事実を知ったあとではエレナ・アヤナの印象も変わってくるから不思議なものだ。ただし、作品全体のリズムは慣れ親しんだハリウッド映画とは違うので、どこか客観的に見ている自分がいる。同じくアルモドバル監督の「トーク・トゥ・ハー」同様に、この作品世界にどっぷりつかるということはなかった。



作品データ
監督:ペドロ・アルモドバル 出演:アントニオ・バンデラス、エレナ・アヤナ、マリサ・パレデス他
製作年:2011年 製作国:スペイン


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松竹
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