案山子庵(かかしあん) KAKASHI-AN

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zoom RSS 思わず笑っちゃう 妻の恋人

<<   作成日時 : 2013/04/27 14:09   >>

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妻の恋人 ☆ 【DVD】

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 不倫が許される条件について考えてみたことがある。たとえば、配偶者も浮気をしていてお互いの気持ちが既に離れている場合は、基本的に「倫理」は存在していないので、交際相手もまた同じ状況か独身であれば不倫関係は正当化しうるような気がする。また、配偶者を愛しているにもかかわらず、他にも愛する対象が現れた場合はどうか。この場合、交際相手にもまた配偶者や恋人がいることが条件となるが、配偶者に対して変わらぬ愛情を寄せながら徹底して不倫関係を隠し通し、交際相手に対しても配偶者に対するのと同等の愛情を寄せることで不倫関係は破綻せずに成り立つのではないだろうか。もちろん、感情は計算に入れていないので運用上は問題が生じるとは思うが、理論上はうまくやっていけそうな気がするのだが。

 そのような解決困難な問題を考えているときに目に付いたのが、Love and Eros CINEMA COLLECTION からの3作目の購入となる不倫をテーマにしたこの作品。
 夫婦の不倫という古典的なテーマを古典的に描いており、ここまで徹底すると「陳腐」という言葉すらも突き抜けてギャグになってしまう。夫が浮気をし、反抗期の娘とも対話ができず孤立感を深めている絵美子(葉山レイコ)が、娘の恋人である朔哉(柴木丈瑠)と愛し合うという安直すぎる設定。さらに夫も娘も「いかにも」というステレオタイプで描いているのは、不倫をテーマにした膨大な先行作品に対するパロディなのかと深読みをしてしまうほどである。前半で笑えたのは、娘が親に反抗する場面で何度も「関係ない」という台詞を吐くところ。いまどきこのような頭の悪い台詞を吐く21歳が存在するのだろうか。後半では、関係を持った絵美子と朔哉が、お互いの思いをメールに綴って延々と交換しているところも噴飯もの。いくら朔哉が小説家志望だからといって、携帯メールのやりとりはまずい。結末も、絵美子はすっきりと朔哉と別れ、夫や娘とも絆を取り戻す。どこまで脳天気な人々なのだろう。
 葉山レイコの名前を見ただけで胸をときめかせる男性は少なくないはずで、私もその1人。彼女の名前がクレジットされた扇情的なジャケットとタイトルを見て早々と予約購入してしまったが、すっかり策略にはまってしまった。かつてもイメージビデオ的な作品にしか出ていなかった葉山レイコだが、今回は全く脱いでいない。そのために絵美子と朔哉のベッドシーンは、彼女がブラジャーをつけているか、タオルを胸に巻いたままという不自然なものになっている。彼女の演技力は特に問題にしていなかったので、この点は特に残念。しかし、「処女宮」から25年が経つと思えば無理もないか。やはり彼女の代表作は「監禁逃亡」にとどめを刺すといっていいだろう。
 妻と一緒に見ながら随所で笑いが起きるという、非常に面白い作品だった。

作品データ
監督:児玉宣久 出演:葉山レイコ、柴木丈瑠、成田梨紗他
製作年:2012年 製作国:日本







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