女体盛りの意味 スシガール

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 JJ Sonny Chiba こと千葉真一のハリウッド最新作と言っていいのだろうか。多くの人が指摘するように、ジャケットや宣伝も含めてタランティーノっぽさがいっぱいのヴァイオレンス映画である。中国風の建物の中で寿司を食べさせ、脇役として千葉真一やダニー・トレホを配するカーン・サクストン監督は、いかにもタランティーノ好きと見える。もっとも、タランティーノであればストーリーの細部まで凝ったのだろうが、この作品の場合はタイトルが示す結末が全てで、肝心の寿司の女体盛りの意味がさっぱりわからない。
 2012年の作品とのことだが、映像そのものはさっぱり新しさを感じさせない。時代設定もあえてぼかしており、舞台背景や出演者の風貌も70年代から80年代前半の映画といった雰囲気。何しろ主要キャストとして出ているのが「ネバーエンディング・ストーリー」で勇者アトレイユを演じて人気者になったノア・ハザウェイと、「スター・ウォーズ」のルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルなのだ。とはいえ、「ネバーエンディング・ストーリー」でいえばバレット・オリバーの方が印象に残っているし、マーク・ハミルに至っては若き日の面影は全くないと言っていい。そうそう、マイケル・ビーンもちょこっと出てきてすぐに殺されるから豪華キャストである。
 それにしても、「女体盛り」にどんな意味があるのだろう。劇中では、日本のヤクザの儀式(?)として紹介されていて、身体の大事なところに近づくに従って濃厚な味のネタになり、最後は毒に当たりはしまいかとドキドキしながらフグ刺しを食べるのだという。1993年に公開された「ライジング・サン」でも物語の冒頭で女体盛りが出てきた記憶があるが、これも欧米人の日本に対する幻想(憧れ)の一つなのか。

作品データ
監督:カーン・サクストン 出演:トニー・トッド、ジェームズ・デュヴァル、ノア・ハザウェイ他
製作年:2012年 製作国:アメリカ


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