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zoom RSS イーサン・ハントは踊らない プリンス

<<   作成日時 : 2013/06/30 10:01   >>

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プリンス PRINCE ☆  【DVD】

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 明らかに「ミッション:インポッシブル」などハリウッドのアクション映画を意識したインド映画。パクリといわれるかもしれないが、十二分に楽しむことができ、ハリウッド映画にはない癒しもある。
 「ロボット」で再びアジア映画ファンから注目され、「きっと、うまくいく」で一般の映画ファンにも評価されているインド映画だが、まだまだ日本で見られる作品は多くはない。ここ数年はタイ映画にシフトしている私にとってインド映画は専門ではないものの、日本版で楽しむことができる作品は量的にもタイ映画の方が圧倒的に多い。このようにアジア最大の規模を誇るインド映画なのに、日本での認知度は高いとはいえないのが現状。しかし、そのレベルは質量は当然高い。ひねりにひねって前半は何が何だかさっぱり分からないストーリーに加え、アクションやVFXも及第点であり、控えめながらダンスシーンも忘れてはいない。さらにセクシーなヒロインが3人も登場するのだ。

 インド映画といえばなんといっても”スーパースター”ラジニ・カーントだが、彼のキャラクターは濃厚すぎて胸焼けしそうなところがある。加山雄三の若大将シリーズや石原裕次郎にも通じる「濃さ」が、とんこつラーメンのように癖になるとはいえ、そう毎日は食べられない。一方、この作品でハイテク泥棒プリンスを演じるインドの若手人気俳優ヴィヴェーク・オベロイは、それほどインド人っぽくない風貌で、アジアでも欧米でも違和感なく受け入れられそうな気がする。アジア映画にしては無国籍風のスタイリッシュな雰囲気をうまく出せたのではないだろうか。
 また、彼の恋人マヤを演じたアルーナ・シールズにも魅せられてしまった。モデル出身のために演技はまだまだで、おそらくダンスもあまり得意ではないのか、踊るシーンもほとんどない。しかし、若いときのデミ・ムーアのような凛とした美しさがあり、後半は彼女の容姿に釘付け。脱がせずに極限までセクシーさを表現するテクニックに長けているインド映画の本領発揮だった。

 竹書房はときに意外な傑作を買い付けてくるが、この「プリンス」は大正解。ボリウッド映画ファンの評価はいまひとつなようだが、日本版の130分という長さも含めてあらゆる要素がバランスよくまとまっている。日本映画ではなかなか出せないゴージャスさ、楽しさを味わえる作品だった。

作品データ
監督:クーキー・V・グラティ 出演:ヴィヴェーク・オベロイ、アルーナ・シールズ他
製作年:2010年 製作国:インド


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竹書房
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