B級アクションの王道 エンド・オブ・ホワイトハウス

エンド・オブ・ホワイトハウス Olympus Has Fallen 【iTunes】

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 似たような時期に似たような設定の「ホワイトハウス・ダウン」が出ているので紛らわしいが、「エンド」の方から鑑賞。
 まず、訪米した韓国首相一行に紛れ込んだ北朝鮮の工作員が、瞬時にホワイトハウスを占拠するという設定がありえない。あまりにも北朝鮮を過大評価しすぎのような気がするが、アメリカはそれほど北朝鮮に脅威を感じているのだろうか(イスラム過激派はリアルすぎて使えないのか)。そして、人質になった大統領を犠牲にすれば問題は即座に解決するのに、強いはずの「アメリカ」がテロに屈しそうになることにも違和感!? さらに緊張感を煽るなら、主人公のマイクは最後まで大統領の息子のコナーを連れたままテロリストと戦うべきだし、テロリストのリーダー・カンの最期にももう一つ粘りが欲しかった。しかし、これらの設定によって、この作品は肩の力を抜いて楽しむことのできるB級アクションの傑作となった。
 主人公のマイクを演じたジェラルド・バトラーは印象が薄く、過去の出演作のキャラからすると大統領役のアーロン・エッカートの方が明らかに強そう。さらに大統領代行を務める下院議長役のモーガン・フリーマンの方が大統領より威厳があるのも困ったものだ(何しろ彼は地球を彗星衝突の危機から救う大統領なのだ)。この一流キャストのアンバランスさもB級感を盛り上げ、リアリティのないハデなアクション・シーンの連続が花を添える。
 このアメリカチームに対してテロリストのリーダー・カンがリック・ユーンというのは小粒な印象が否めないが、「ダイ・アナザー・デイ」のザオが名を変えてホワイトハウスに乗り込んできたと考えれば面白い。
 先行するアクション映画に対するオマージュとして意図的に作られたのであれば、さらにこの作品の価値は高くなりそうだ。

作品データ
監督:アントワーン・フークア、出演:ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン他
製作年:2013年 製作国:アメリカ


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