すべてはJ・ボンドから タイガー

タイガー/伝説のスパイ EK THA TIGER ☆ 【DVD】

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 主人公のタイガーを演じるサルマーン・カーンは、シャー・ルク・カーンやアミール・カーンと並んで「3大カーン」と称されるヒンディー映画界の人気スターらしい。日本のイケメン若手俳優とはタイプが異なり、少し濃いめなので日本人女性にはあまりウケそうにないが、男性から見るとなかなか魅力的な俳優が多い。

 この作品のサルマーン・カーンは、スタローンや加山雄三を洗練させた感じ。はっきりいって「オッサン」なのだが、色気があってカッコいい。ただし、踊りは若干キレがないような気もするが、それはそれで親しみが持てる。彼の他の作品は見ていないが、この作品の中では彼がまともに踊るダンスシーンは2回だけ。アクション映画ということもあり、歌い踊る回数はいままで見たインド映画の中では少ない方かもしれない(それでもちゃんと踊るのだが)。一方のヒロインのカトリーナ・カイフが美人で踊りも巧いので、彼女の踊りはもう少し見てみたかった。
 物語は敵対するインドとパキスタンの情報機関RAWとISIのスパイであるタイガーとゾヤが恋に落ち、組織を捨てて逃亡するというもの。サルマーン・カーン演じる敏腕スパイのタイガーのイメージは、他のスパイ映画同様に「007」のJ・ボンドが下敷きになっている。しかし、女性には奥手なので、その点がゾヤとの純愛にも説得力を持たせている。
 そして肝心のアクションもなかなかレベルが高い。格闘シーンもハリウッド映画の殴り合いや香港映画のカンフーとも違い、関節技も織り交ぜながら見応えのあるものになっていた。トルコやキューバなど世界6カ国を舞台にした街の使い方も巧く、特に後半で、カトリーナ・カイフがキューバの街を逃げ回るアクション・シーンは、女スパイらしい、迫力あものになっていた(もちろん、スタントを使っているのだろうが)。

 この作品もあらゆる要素満載で、「インド映画は侮れない」と痛感させられ、ますます他の作品も見たくなってきた。年末年始はインド映画三昧かも!?

作品データ
監督:カビール・カーン 出演:サルマーン・カーン、カトリーナ・カイフ他
製作年:2012年 製作国:インド


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