製作者に殺意!? 黒い殺意

黒い殺意 人間蒸発 【iTunes】

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 日本映画学校で学んだ香港のサム・レオン監督の作品。日本を知っているという監督の自信が、日本を舞台にした作品を作らせたのだろうが、ひさしぶりに映画を見ながらイライラした。

 婚約者に会うために日本を訪れて行方不明になった友人(リウ・イエン)を探すスタイリストのウェイ・リン(クリスティ・チョン)が主人公。彼女が訪れた「赤石温泉」には一癖も二癖もありそうな番頭(でんでん)や娘(神楽坂恵)がいる。婚約者の男性は酒浸りで、友人のことを尋ねても要領を得ず、霊感の強いウエィ・リンは友人の幻に導かれながら真相にたどり着く。

 ウエィ・リンを演じたのはタイ映画「ジャンダラ」にも出演していたクリスティ・チョンだが、40歳を過ぎて往年のセクシー女優の面影はなく、霊感がある役ということもあってどちらかというと不気味。むしろ行方不明の友人を演じたリウ・イエン(柳岩)の方が魅力的なのだが、行方不明なので出番も少なく、入浴シーンもガードが固い。中国の人気タレントで、ネットで画像検索するとセクシーなドレスを着た写真なども見ることができるのに、その彼女を前面に出さなかったのは何とも残念。

 日本からはでんでんや神楽坂恵、國村隼など園子温作品の常連が迎え撃ち(サム・レオンは園子温を意識しているのだろうか)、これまた不気味な雰囲気に輪をかけているが、それ以上に作品の中で飛び交う言語がメチャクチャ。中国映画なのだから全部中国語でもよかったのに、中国人俳優にカタコトの日本語をしゃべらせるので余計に妙な雰囲気になってしまう。言葉がちぐはぐなうえに、思わせぶりなシーンも挿入され、展開が非常にわかりづらい。最後には真相が明らかになるのだが、真相がわかっても気持ち的にスッキリしないところが最大の欠点。

 最近、TVで放映されている「トリック劇場版」を立て続けに見たせいか、山奥のおどろおどろしくバカバカしい事件は、山田奈緒子と上田次郎に解決させると面白かったのでは、などと思った。

作品データ
監督:サム・レオン 出演:クリスティ・チョン、リウ・イエン、でんでん、神楽坂恵、國村隼他
製作年:2013年 製作国:中国


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