説明無用 さよなら渓谷

さよなら渓谷 ☆ 【BD】

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 登場人物はいずれも寡黙で、彼らの心情はその行動や表情から推察するしかない。しかし、レイプ事件の加害者と被害者が一緒に暮らすという奇妙な設定であるからこそ、言葉(台詞)で説明しようとすると、途端に陳腐に感じられるのではないか。この作品では、過去に起こった出来事を淡々と描くことで、かなこ(真木よう子)と俊介(大西信満)が、田舎町で一緒に暮らすようになった理由が感覚的に伝わってくるのだ。

 吉田修一の原作は読んでいないが、映画化にあたって(当然のことながら)ストーリーをだいぶすっきりさせたようだ。小説ではかなこと俊介を囲む登場人物たちが深く描き込まれているだろうから、作品世界は映画以上に広がりを持ち、面白いに違いない。とはいえ、映画からも、2人のどうにもならない切なさが十分に伝わってくる。

 印象的なのは真木よう子の目。「目は心の窓」と言われ、女性を魅力的に見せる大きなポイントでもあるが、その「目」からは、ある程度の年齢にならないと「伝わらない」「伝えられない」ものがあるような気がする。その点でここ数年で真木よう子の「目」は大きく変わったような気がする。自分が歳を取ったせいなのかもしれないが、三十路に突入した彼女には、10代や20代の女優には決して出せない魅力があった。

作品データ
監督:大森立嗣 出演:真木よう子、大西信満、大森南朋他
製作年:2013年 製作国:日本

 
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