歌も踊りも控えめ エージェント・ヴィノッド

エージェント・ヴィノッド最強のスパイ AGENT VINOD ☆ 【DVD】

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 「007」シリーズや「ミッション:インポッシブル」シリーズ同様、インドの情報機関RAWのエージェントであるヴィノッドを主人公としたサスペンス・アクション映画。

 インドという国の置かれている立場もあるが、世界を舞台にしたスケールの大きな物語を違和感なく楽しむことができた。日本映画でも世界に舞台を広げたサスペンスを作る試みはあるものの、安全保障上、アメリカに守られているという意識があるためか、リアリティが感じられない。また、日本人も世界各地で活躍しているはずなのに、(幸いにして)植民地化されたり、奴隷として国外に移住させられるという歴史的な経験がないために、外国に根付いて暮らしている日本人のキャラクターは作りづらい。結局、日本はスパイを主人公とする映画を作るためのグローバル化が進んでいないのだ。

 主人公のヴィノッドを演じるサイフ・アリ・カーンは、髭面の肉体派で、それほどインド人っぽい顔はしていない。父親は有名なクリケット選手で、名門の子息らしい。アクションに関しては、それほどキレがあるというわけではなく「アクション俳優」というには物足りないが、彼自身は雰囲気を持っており、タフガイな主人公にはぴったり。ヒロインのカリーナ・カプールは、このブログで紹介する作品がこれで4本目となるインドのトップ女優。この作品の撮影後に主演の2人は結婚しているので、コンビとしての相性はばっちりだったのだろう。

 「007」や「ミッション:インポッシブル」はあまりにも単純な展開で「もう一ひねりあってもいいのに」と思うことが多いが、この作品を見て、キャラクターに依存するこのテの映画は単純でいいのだと実感した。この作品のストーリーもヴィノッドが核爆弾を奪回するという単純なものではあるが、要所要所にひねりを加えたためにかえってわかりづらくなった感がある。単純なアクション映画なら90分で済むところをさらに60分近く楽しませる工夫なのだろうが、その点が惜しい気もした。とはいえ、歌も踊りも控えめだったせいか、インド映画にしては本編157分という短い(?)作品だった。

作品データ
監督:シュリラーム・ラガヴァン 出演:サイフ・アリ・カーン、カリーナ・カプール他
製作年:2012年 製作国:インド



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