ニキ・ラウダをなぜ知っていたのか ラッシュ

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 1970年代に活躍したF1レーサー、ニキ・ラウダとジェームス・ハントのライバル関係を描いたヒューマン・ドラマ。ネットの作品解説などを見ると、クリス・ヘムズワースが演じたジェームス・ハントが主人公であるかのように書いているが、どちらかというとダニエル・ブリュール演じるニキ・ラウダの方が印象深い。

 個人的には80年代から90年代にかけてのF1ブームも特に関心はなく、セナやプロスト、シューマッハなどの名前は知っていたものの、テレビのスポーツ・ニュースやスポーツ紙で耳にし、目にしていた程度。それなのに、なぜかニキ・ラウダの名前は知っていた。富士スピードウェイでのF1世界選手権が行われた76年当時、私は小学校高学年だったのだが、スーパーカーブームやサーキットを舞台にしたマンガの影響もあったのだろうか。CMなどにも出ていた記憶はあるものの、彼のレーサーとしての実績は初めてこの作品で知った。

 対照的な性格のジェームス・ハントとのライバル関係を中心に描いたことでキャラクターが単純化された面はあるのだろうが、素人には非常にわかりやすくて面白かった。クリス・ヘムズワースもマイティ・ソーとは違って若々しさを前面に出していた点もよかったし、何よりダニエル・ブリュールにこれといったイメージを持っていなかったことが幸いした。私にとっては他の誰でもなく、ニキ・ラウダに見えたのだ(実際の資料映像を見ても雰囲気がそっくり)。もちろん、ダニエル・ブリュールは「イングロリアス・バスターズ」や「ボーン・アルティメイタム」などで目にしているのだが。おそらく、F1に詳しい人、特に70年代のF1が好きだった人にはたまらない作品なのだろう。

作品データ
監督:ロン・ハワード 出演:ダニエル・ブリュール、クリス・ヘムズワース他
製作年:2013年 製作国:アメリカ、イギリス


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