テレビ画面がちょうどいい 超高速!参勤交代

超高速!参勤交代 【iTunes】

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 日本映画製作者連盟主催の第37回城戸賞(2011年)を受賞した土橋章宏の脚本を、「釣りバカ日誌」シリーズの本木克英が監督した時代劇。城戸賞では初となる審査委員全員による満点での受賞作だったとのこと。主演は佐々木蔵之介、ヒロインは深田恭子が務めている。

 八代将軍・徳川吉宗の時代、湯長谷藩の藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)が1年間の江戸勤めを終えて国元に帰ると、幕府老中の松平信祝(陣内孝則)から5日以内に再び参勤交代をして登城せよとの命令が下る。信祝は、湯長谷藩の金山を手に入れようと、無理な要求を突きつけて湯長谷藩の取り潰しを狙っていたのである。参勤交代の費用のない湯長谷藩は、家老・相馬兼嗣(西村雅彦)の知恵により、街道を外れて山道を走り、日雇い中間を雇って大名行列を組むなどして江戸に急ぐが、信祝は隠密を放って参勤交代を妨害しようとする。

 さすがに評価の高い脚本だけのことはあり、アイディアも面白く、ストーリーもうまくできている。しかし、見終わったあとの印象は何か物足りない。佐々木蔵之介をはじめとして芸達者を揃えてはいるが、いずれもテレビでお馴染みの顔でキャストが新鮮さに欠ける点と、物語がわずか5日間で完結し、空間的にも湯長谷藩(現在の福島県いわき市)と江戸の間で終始する点が、そう感じさせるのかもしれない。家庭のテレビで、しかも片手間に見ている分には十分に面白い。しかし、「ぜひ劇場のスクリーンで見たい」と思わせる作品ではなかったような気がする。もっとも、現在はシネコンの比較的小さなスクリーンで映画を見ることも多く、必ずしも作品のスケールを問題にする必要はないのかもしれないが。例えば、年末や年始に以前よく放映していた時代劇のように、5日連続のテレビドラマとして作ったら、もっとたくさんの仕掛けをすることができたのではないだろうか。

作品データ
監督:本木克英 出演:佐々木蔵之介、深田恭子他
製作年:2014年 製作国:日本


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