うかつにも!? 舞妓はレディ

舞妓はレディ 【iTunes】

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 「ファンシィダンス」や「シコふんじゃった。」の系譜に連なる周防正行監督お得意のハウツー映画。田舎から出てきた少女が京都の花街で舞妓となるまでを描く。うかつにも主人公の少女が鹿児島弁と津軽弁のバイリンガルで、京言葉をしゃべれないということを知るまで、タイトルが「マイ・フェア・レディ」のパクりだとは気づかなかった。

 ある日、京都の花街のお茶屋・万寿楽に少女・春子(上白石萌音)が訪ねてくる。彼女は万寿楽の舞妓・百春(田畑智子)のブログを見て舞妓を夢見るようになったのだった。いったんは門前払いされた春子だが、言語学者の京野(長谷川博己)が後見人となり、訛りを直しながら舞妓修行を行うことになる。

 タイトルからもわかるようにこの作品はミュージカル映画。芸舞妓の世界を解説しながら物語は進むが、要所要所で歌と踊りが挿入される。草刈民代が主人公の先輩芸妓を演じているが、ミュージカル要員としてダイナミックなダンスを披露。他に竹中直人と渡辺えり子の「Shall we ダンス?」コンビもインパクトたっぷりに歌って踊っている。必ずしもミュージカル映画である必然性はないと思うが、周防監督はどうしてもミュージカル映画を撮ってみたかったのだろう。タイトルだけではない強い思い入れのようなものがうかがえる。しかし、本家の「マイ・フェア・レディ」に比べると物語が冗長のような気がする。「マイ・フェア・レディ」は3時間近い大作なのだが、なぜか「舞妓はレディ」の方が退屈に感じられるのだ。あれこれドラマを盛り込まず、訛りの克服と京野との淡い恋だけを描けばよかったような気がする。

 主人公の春子を演じた上白石萌音のことはこの作品で初めて知ったのだが、とても魅力的だった。歌と踊りもミュージカルの舞台に立っているだけあって堂々としたもの。しかし、この作品の印象が強過ぎると、このあとの出演作が難しくなるのでは……などと余計な心配をしてしまった。

作品データ
監督:周防正行 出演:上白石萌音、長谷川博己、富司純子他
製作年:2014年 製作国:日本





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