「ジャックと豆の木」ってどういう話だっけ? ジャックと天空の巨人

ジャックと天空の巨人 Jack the Giant Slayer 【iTunes】

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 イングランド民話「ジャックと豆の木」を「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー監督が映画化。「マレフィセント」や「スノーホワイト」、「赤ずきん」など最近の童話や民話を実写化した作品の例に漏れず、ダーク・ファンタジーに仕上げられている。単なるお子様向け映画ではなく、巨人が騎士たちを容赦なく喰い殺す残酷な描写も見られる。

 城を抜け出したイザベラ姫(エレノア・トムリンソン)は、雨を避けるために農家の青年ジャック(ニコラス・ホルト)の家に立ち寄る。互いに惹かれ合う2人だったが、ジャックが修道士から託された不思議な豆が芽を出してあっというまに生長し、家ごとイザベラ姫を天空へと運んでしまう。王国の騎士たちとともにイザベラ姫を救うため天空へ向かうジャックだったが、天空にはかつて人間によって隔離された凶暴な巨人たちが住んでおり、どうにかイザベラ姫を助け出すことに成功したものの、巨人たちは豆の木を伝って地上へと攻め込んでくる。

 3Dではなく2Dで鑑賞したが、最大の見どころはCGによる迫力ある特撮シーンである。もともと童話というものは、子どもたちが想像力を駆使して頭の中で物語の世界を作り上げるものだったが、CG技術の発達により人間の想像力を超える世界も描き出せるようになってしまった。中世という時代も、現代や近未来を舞台にしたSF映画以上に何でもありの舞台であり、物語を動かすものは単純な感情だけでいい。あれこれ辻褄を合わせる必要もないので単純に楽しんでヨシとしよう。ニコラス・ホルトとエレノア・トムリンソンのカップルも嫌みがなく、感情移入してドキドキワクワクしながら見ることができた。日本語吹替版で10歳と7歳の娘も一緒に見たが、それなりに面白かったようだ。

 圧倒的な力を持つ巨人たちから王国を守ったのは伝説の王冠だったが、考えてみれば「水戸黄門」の印籠であり、童話にありがちな「それをいっちゃあおしまいよ」的なアイテムである。現実の世界では、すべてのトラブルを解決する手段など存在しない。子どもたちは少しずつ童話の世界から離れ、現実の厳しさを知っていくことになるのだ。

作品データ
監督:ブライアン・シンガー 出演:ニコラス・ホルト、エレノア・トムリンソン他
製作年:2013年 製作国:アメリカ


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