心地よいストレス デッドマン・ダウン

デッドマン・ダウン DEAD MAN DOWN 【iTunes】

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 コリン・ファレルを主演に、スウェーデン映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニールス・アルデン・オプレヴ監督がメガホンをとった2013年のサスペンス映画。交通事故で顔に傷を負ったヒロインを「ドラゴン・タトゥーの女」でリスベットを演じたノオミ・ラパスが務め、彼女がお得意とする影のある女性を見事に演じきっている。

 ハンガリーからアメリカにやってきたビクター(コリン・ファレル)は、殺された妻子の復讐を果たすために仇である犯罪組織のボス、アルフォンス(テレンス・ハワード)の手下となっている。復讐の機会を狙っていたビクターは、向かいのマンションに住むベアトリス(ノオミ・ラパス)から、ビクターの犯した殺人を秘密にする代わりに、ある男を殺して欲しいと頼まれる。その男とは、交通事故で彼女の顔に二度と治らない傷を追わせた相手だった。

 一直線に復讐へと進むストーリーではなく、ビクターとベアトリスのそれぞれの過去や2人の関係、妻子を持つ組織の仲間ダーシーに対するビクターの思い、組織に亀裂を生じさせようとするビクターの計略など様々な要素がうまく絡み合って最後までドキドキハラハラする展開だった。一直線に結末に向かう展開もストレスが溜まらず、それはそれで楽しめるのだが、見終わったあとの充実感はある程度ストレスがかかった方がいい。ビクターは常に自分の素性がばれることを恐れ、ベアトリスは二度と消えない顔の傷を忘れることができない(さらにベアトリスは近所の子どもたちから「モンスター」と呼ばれて石を投げられる)。「正義は必ず勝つ」ストーリーと違って結末がどうにも考えられるので、2時間に満たないこの作品は期待以上に面白かった。

 ビクターはハンガリーからの移民で、ベアトリスはフランス人、組織はジャマイカ人やアルメニア人を使っている。人種のるつぼであるニューヨークらしい多民族のドラマだが、近い将来の日本でもこのような物語が作られるようになるに違いない。

作品データ
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ 出演:コリン・ファレル、ノオミ・ラパス他
製作年:2013年 製作国:アメリカ


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