C・セロンの大活躍 マッドマックス

マッドマックス 怒りのデス・ロード MAD MAX:FURY ROAD ☆ 【BD】

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 第89回キネマ旬報ベスト・テンで「アメリカン・スナイパー」や「バードマン」を押しのけて1位に選出された作品。メル・ギブソンの出世作である「マッドマックス」シリーズが約30年ぶりに復活した。監督は1作目と同じくジョージ・ミラー。今回は3Dで見るために3D&2Dブルーレイセットを購入した。

 核戦争によって文明社会が滅び、人々は砂漠化した荒野で暮らしていた。警官だったマックス(トム・ハーディ)は、過去のトラウマを抱えてインターセプターを走らせていたところを、イモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)をリーダーとする一味に捕まり、彼らの砦に幽閉される。砦の大隊長を務めるフュリオサ(シャーリーズ・セロン)は、イモータン・ジョーの5人の妻を連れ、「緑の地」へと逃亡を図るが、裏切りを知ったイモータン・ジョーたちは部隊を率いて追跡にかかる。鎖に繋がれたまま追跡に同行することになったマックスは、彼らから逃げ出すことに成功し、フュリオサと協力してイモータン・ジョーに立ち向かう。

 オリジナルの「マッドマックス」はメル・ギブソンとともにV8インターセプターの印象が強烈だが、この作品でマックスがインターセプターに乗っているのは最初だけ。イモータン・ジョーたちの一味に奪われ、その後はフュリオサのウォー・リグを運転する。マックスがインターセプターを駆って敵の車両とぶつかり合うカーチェイスは残念ながら見られない。また、マックスを演じたトム・ハーディは、メル・ギブソンの雰囲気をかなり意識しているものの、そのためにトム・ハーディとしての存在感は薄かった。インターセプターを奪われたうえに、シャーリーズ・セロンのフュリオサがあまりにも存在感があり、マックスはすっかり脇役に回ってしまっている。むしろ白塗りでニュークスを演じたニコラス・ホルトの方が印象に残ったといえる。

 ストーリーそのものは単純で、本編120分を必要とするような内容ではないが、意外に物語の密度は濃く感じられた。カーアクションもスピード感、迫力とも十分で、延々と続く逃走劇も、同じパターンの繰り返しがない。キネマ旬報ベスト・テンで1位というのは正直意外だが、一切手抜きのない作品という印象はある。また、3Dで見る未来世界にもリアリティのある奥行きが感じられた。SF映画に多い3Dの宇宙空間は、見ているうちにどんどん現実感が薄れ、逆に迫力が失われてしまうこともあるが、「マッドマックス」の世界は現実世界と地続きという感じがした。こういう作品ならば3Dにすることも意味がある。

 ストーリー的に「怒りのデスロード」はオリジナル三部作からつながっているらしいが、過去の作品を知らない人でも十分に楽しめそう。前日譚コミックも出ているらしいので、今後のシリーズの展開とトム・ハーディの新生マックスの活躍が楽しみである。


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ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2015-10-21

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