ハッピーエンドは期待せず エベレスト

エベレスト3D EVEREST 【iTunes】

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 過去には1997年に「エベレスト 死の彷徨」という邦題で映画化もされている、1996年に起こったエベレストの大量遭難事件を映画化した作品。

 登山ガイドのAC社を設立したロブ・ホール(ジェイソン・クラーク)は、医師のベック(ジョシュ・ブローリン)、郵便配達員のダグ(ジョン・ホークス)、ジャーナリストのジョン・クラカワー(マイケル・ケリー)、日本人女性の難波康子(森尚子)ら8人の登山家を率いてエベレスト登頂に挑む。約1か月をかけて高地に順応する訓練を行っていたが、ベースキャンプは多くの商業登山隊で「渋滞」し、様々なトラブルが発生する。山頂を目指した一行は、道具の不備や体調不良などにより下山の予定時間が大幅にずれ込み、天候の急変に遭ってしまう。

 実際に起こった遭難事件を基にしているだけにハッピーエンドは期待できない。登山の素人から見ると、どう考えても映画の中の彼らの判断は甘いし、悲惨な結果も目に見えていた。プロでも感情に流されてしまうほど、山には魅力があるのだろうか。「奇跡」が起きることを願いながら見ていたが、やはり現実は厳しかった。生還した者がいただけでもよしとしなければなるまい。

 3Dの臨場感あふれる映像がこの作品のセールスポイントの一つだが、私はiPodの小さな画面で鑑賞。それでもエベレストの自然の美しさには目を奪われた。映画館のスクリーンで見たらすごい迫力だったに違いない。プロモーションでは監督や出演者の森尚子が、過酷な現地ロケについて語っていたようだ。しかし、現代のCG技術からすれば俳優たちがエベレストまで行かなくても同じような映像は撮れるのかもしれない。そう考えると出演者たちが少し気の毒に思えた。

 ちなみにロブ・ホールの妻役でキーラ・ナイトレイが出演している。「似ている女優だなあ」と思っていたが、クレジットされなければ気づかないほどの脇役。彼女を起用する必然性があったのだろうか。

作品データ
監督:バルタザール・コルマウクル 出演:ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン他
製作年:2015年 製作国:アメリカ、イギリス



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