80年代香港映画愛 ゴースト・ハンターズ

ゴースト・ハンターズ BIG TROUBLE IN LITTLE CHINA ☆ 【BD】

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 「遊星からの物体X」(1982年)や「エスケープ・フロム・L.A.」(1996年)など多くの作品を送り出しているジョン・カーペンター監督とカート・ラッセルのコンビによる1986年のSFアクション・コメディ。リトル・チャイナを舞台に、カンフーや妖術など80年代の香港映画テイスト満載の作品である。

 トラック運転手ジャック(カート・ラッセル)は、友人のワン(デニス・ダン)とともに中国からやってくるワンの恋人ミャオ(スージー・パイ)を迎えに空港へ向かう。ところが、ミャオは空港で何者かに誘拐されてしまう。チャイナタウンの大物であるロー・パン(ジェームズ・ホン)の仕業と知ったジャックたちは、妖術を使うロー・パンに対抗するため、長年彼を追ってきたエッグ・シェン(ヴィクター・ウォン)の力を借り、仲間たちとともにロー・パンの魔窟に乗り込む。
 
 大ヒット映画ではないが、頻繁に映画館へ足を運んでいた80年代の作品の中でも、なぜか印象に残っている作品である。廉価版 Blu-ray が発売されたので購入して改めて見直してみると、感心するほどの典型的な「おバカ映画」だった。ただし、同年のエディ・マーフィー主演「ゴールデン・チャイルド」と混同して記憶しているところも多かった。それというのも、紛らわしいことにヴィクター・ウォンとジェームズ・ホンが両方の作品に出ているのだ。そのため、ヒロインもキム・キャトラルではなく、「ゴールデン・チャイルド」のシャーロット・ルイスだと思っていた。キム・キャトラルも1987年の「マネキン」で大好きになった女優なのだが、この作品では弾けまくっているカート・ラッセルの影に隠れて印象はいまひとつだった。

 この作品で特筆すべきは監督ジョン・カーペンターの香港映画愛である。本当のところは全くわからないが、「ゴースト・ハンターズ」は、「霊幻道士」などに代表される香港ホラーコメディやジャッキー・チェンのカンフーアクション作品(シリアス路線以前)を明らかに意識している。舞台もリトルチャイナであり、スクリーンに出てくるのはほとんどがアジア系の俳優たち。映像処理のチープ感もいかにも香港映画的なのだ。スタッフを見ると香港映画人の名前を確認することはできないが、そのことはジョン・カーペンター自身が香港映画をよく知っているということになるのではないだろうか。当時、香港映画にのめり込んでいたこともあって、私はその点に惹かれたのかもしれない。「アイアン・フィスト」のRZAやクエンティン・タランティーノのように、ここにももう1人、香港映画オタクがいたのだった。

作品データ
監督:ジョン・カーペンター 出演:カート・ラッセル、キム・キャトラル他
製作年:1986年 製作国:アメリカ


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