騎士ブーム? 最後の騎士王

トランスフォーマー/最後の騎士王 TRANSFORMERS:THE LAST KNIGHT ☆ 【BD】

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 実写版「トランスフォーマー」シリーズの5作目。前作でシャイア・ラブーフからマーク・ウォールバーグに主演が交替になり、ストーリーも時代を超えて壮大なものになりつつある。3D+ブルーレイで購入し、本編2時間半の大作を3Dで鑑賞した。

 「トランスフォーマー/ロストエイジ」の戦いから数年後、人類はトランスフォーマーを敵視するようになり、TRF(対トランスフォーマー部隊)が掃討作戦を実施していた。バンブルビーはオートボットのリーダーとなり、TRFから逃れながらメガトロンたちディセプティコンと戦っており、政府から追われる身となったケイド・イェーガ-(マーク・ウォールバーグ)は、スクラップ工場に身を潜めながらオートボットと共闘していたが、古代のサイバトロンの騎士から「タリスマン」を託される。一方、サイバトロン星に帰ったオプティマス・プライムは、創造主クインテッサに洗脳され、地球を滅ぼしサイバトロン星を復活させる「マーリンの杖」を手に入れるために地球へ向かう。

 マーク・ウォールバーグの新シリーズになって物語が少し複雑になってきたが、今回はさらに人類の歴史にトランスフォーマーが深く関わっているという設定で、歴史ミステリの要素も加わってきた。「トランスフォーマー」にアーサー王の円卓の騎士が出てくるとは意表を突かれてしまった。この作品を見て昨年公開の「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」を思い出したのは、テンプル騎士団との「騎士つながり」のせいかもしれない。そういえば「アサシンクリード」にもテンプル騎士団が出てきている。もちろん、「騎士団」といっても両者には何のつながりもないのだが、おそらくヨーロッパの歴史を背景に置くことで、単なる子ども向けの特撮映画にはしないという製作側の意図があるのだろう。ヨーロッパ映画や中国映画がごく当たり前に歴史を背負っていると感じさせるのに対し、ハリウッド映画の場合はその「歴史」がどこか不自然なのだ。もしかするとハリウッド(アメリカ)に歴史コンプレックスがあるせいかもしれない。個人的には「トランスフォーマー」に「歴史」を持ち込んだことはやや疑問。サイバトロン星と地球との関わりをもう少し描き込めば必然性も出てくるのだろうが、ただ物語が面倒になっただけで、むしろ強引な印象さえ受ける。もともと、トランスフォーマーに人格を感じさせることに無理があるのではないだろうか。機械を擬人化することは決して不可能ではないが、「ハリーポッター」の世界にトランフォーマーは似合わない。トランスフォーマーに限らず、非ヒューマノイド型の異星人とのコンタクトは人間と動物との交歓レベルにとどめておくのが無難だろう。機械を擬人化するのであれば、子ども向けに徹して作った方が大人も楽しめたような気がする。

作品データ
監督:マイケル・ベイ 出演:マーク・ウォールバーグ、ローラ・ハドック、アンソニー・ホプキンス他
製作年:2017年 製作国:アメリカ




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