エヴァの功罪 マジンガーZ インフィニティ

MAZINGER INFINITY ☆ 【BD】

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 1972年からテレビ放映され、超合金シリーズなどの関連玩具も大ヒットした永井豪原作のアニメ「マジンガーZ」が劇場版として復活。物語は「グレートマジンガー」最終話から10年後に設定されている。

 Dr.ヘルを倒して平和を取り戻した日本、兜甲児(声:森久保祥太郎)はマジンガーZを降りて科学者となっていた。新光子力研究所所長となった弓さやか(芽野愛衣)らとともに富士山中から出土した古代の巨大ロボット、インフィニティの研究中、甲児たちは復活したDr.ヘルの機械獣たちに襲われる。インフィニティから発見された生体アンドロイドのリサ(声:上坂すみれ)によって窮地を脱した甲児は、仲間である剣鉄也(声:関俊彦)がグレートマジンガーごとインフィニティに取り込まれたことを知り、鉄也を救い、Dr.ヘルを倒すために再び闘いに赴くことを決意する。

 私のような「昭和40年代男」にとって、「マジンガーZ」は「ガッチャマン」や「海のトリトン」と並んで、血や肉になっている作品といってもいい。テレビにかじりついて見ていた時代から40年以上が経ち、どのような形で劇場版として復活するのか期待半分、不安半分だったが、もちろん Blu-ray で購入せずにはいられなかった。

 懐かしの登場人物と再会できたことは嬉しかったが、彼らの10年後の姿や洗練された映像以外にも、違和感を覚える場面は多かった。何より強く感じたのは「新世紀エヴァンゲリオン」の影響である。良くも悪くも日本のSFアニメは「エヴァ」で大きく変質してしまった。単純とも言える勧善懲悪の図式は「機動戦士ガンダム」で転換点を迎えたが、それでも「ガンダム」は具象の世界から離れることはなかった。ところが、「エヴァ」は抽象の世界を舞台にし、あれこれ想像する面白さは広がったものの、答えの出ない不安定さも併せ持つことになる。

 「マジンガーZ」には具象の世界で闘って欲しかったが、現代に合わせてスケールアップしようとすると、否応なく抽象の世界に立ち入らざるを得なかったのだろう。「隣接次元」という概念を持ち出し、さらに綾波レイにも似た生体アンドロイドのリサを登場させてしまった。そして最後は「ドラゴンボールZ」を意識したわけでもないだろうが、地球上の光子力を集めた「元気玉」でDr.ヘルを倒すことになる。

 もっとシンプルに、ボスボロットやアフロダイA(ダイアナンA)と共闘して敵を倒して欲しかったというのが正直な気持ちである。

作品データ
監督:志水淳児 声の出演:森久保祥太郎、芽野愛衣他
製作年:2018年 製作国:日本


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