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zoom RSS きっと、感動する ダンガル

<<   作成日時 : 2018/09/27 18:36   >>

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ダンガル きっと、つよくなる DANGAL ☆ 【BD】

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 アマレスの女子選手として初めてインドに国際大会(コモンウェルスゲームズ)のメダルをもたらしたフォーガット姉妹と、彼女を一流選手に育て上げた父親マハヴィルをモデルにしたインドのスポ根ドラマ。インドでは同じくアーミル・カーンが主演した「PK」の興行成績を塗り替える大ヒットとなった。

 生活苦から現役引退を余儀なくされたアマレスの元インド代表選手のマハヴィル(アーミル・カーン)は、いつか自分の息子がインド人選手初のメダル獲得を果たしてくれることを夢見ていたが、生まれてくる子供は娘ばかりで、彼はその夢を断念せざるを得なかった。しかし、長女のギータ(ザイラー・ワシーム→ファーティマー・サナー)と次女のバビータ(スハーニー・バトナーガル→サニヤー・マルホートラ)が、近所の男の子をケンカで圧倒したことを知り、2人をレスリング選手として育てようと決意する。周囲から好奇の目で見られ、娘たちの反発にもあうが、マハヴィルは娘たちの将来を思い、厳しく娘たちを育てていく。実力をつけ、地域のレスリング大会に出場するようになったギータは、州大会で優勝し、インド代表選手として国立スポーツ・アカデミーに入所することになる。

 実話をもとにしたストーリーと、アーミル・カーンの主演作品ということで感動は約束されたようなものだが、期待に違わない傑作だった。インド映画の魅力の一つである大群舞シーンこそないものの、挿入歌によって心情描写がなされ、ストーリーが進むいくつかの場面も違和感なく作品に溶け込み、インド映画初心者にも入り込みやすい作品になっていた。もちろん、真っ当なインド映画なので本編は2時間を軽く超えるが、展開が早いので飽きたり、疲れたりすることもなかった。インド国内だけでなく、世界公開を意識して作られたのだろうが、あらゆる意味でバランスのいい作品である。

 主演のアーミル・カーンについてはいまさら言うに及ばない。マハヴィルの年齢に応じて体重を増減させ、アマレスの特訓をして役作りに励んだというのは彼らしいところだが、彼以上に惹きつけられたのはフォーガット姉妹を演じた子役の2人。姉妹を演じた2組の女優もアマレスの特訓をしたそうだが、作品を見る限り彼女たちのアマレスのシーンに嘘は感じられない。さらに子供時代を演じたザイラー・ワシームとスハーニー・バトナーガルの演技に脱帽。かわいらしいだけではなく、コメディエンヌとしてのセンスも抜群なのだ。あらゆる要素を詰めこむインド映画らしく、笑って泣ける作品になったが、彼女たちの存在は不可欠だった。

 今年見た作品の中でベストといってもいいが、父親が自分のエゴで娘たちを鍛えたのではなく、娘たちを自立した女性に育てたかったというマハヴィルの思いが観客に伝わるかどうかは微妙なところ。姉妹の友人の結婚式のシーンがなければ、単なる親の虐待になってしまうおそれもあった。この点は、日本社会の感覚ではなく、インド社会についても知る必要がありそうだ。

作品データ
監督:ニテーシュ・ティワーリー 出演:アーミル・カーン、ファティマー・サナー他
製作年:2016年 製作国:インド


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