真っ当なアクション映画 トゥームレイダー

トゥームレイダー ファースト・ミッション TOMB RAIDER ☆ 【BD】 

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 人気ゲームを原作に、2001年と2003年にアンジェリーナ・ジョリー主演で2作が製作されたアクション映画のリブート版。「エクス・マキナ」のアリシア・ヴィキャンデルがララ・クロフトを演じている。

 ララ・クラフト(アリシア・ヴィキャンデル)の父親で、大企業クロフト社の社主リチャード(ドミニク・ウエスト)は、この世を滅ぼす力を秘めた「ヒミコの墓」を探す旅に出て行方不明になっていた。父親の死を認めたくないララは、クロフト社の相続を拒み、バイクメッセンジャーをしながら暮らしていたが、後見人であるクロフト社のアナ(クリスティン・スコット・トーマス)との再会をきっかけに父の遺品を確認し、父が行方不明になる前に香港で船をチャーターしていたことを知る。香港に向かったララは、リチャードが雇った船長の息子ルー・レン(ダニエル・ウー)と出会い、彼とともに「ヒミコの墓」がある魔の海域へ向かう。

 アンジェリーナ・ジョリー版の前シリーズは、ゲームの世界をスクリーンに持ち込んだ破天荒なSFXアクションが売りで、理屈抜きにドキドキわくわくさせられたが、今回の新シリーズはアプローチを変え、生身のアクションで勝負をしたかったらしい。ララ・クロフトのキャラクターも、現実離れしたスーパーヒロインではなく、痛みが伝わる一人の女性として描かれている。冒頭のマーシャルアーツのジムでのスパーリング・シーンも、父親の死を認めるかどうか悩むシーンも、ララのキャラクターを描き込んで見る者に感情移入させようという意図があったのだろうが、前置きがちょっと長すぎたような気がする。どうしてもアンジェリーナ・ジョリーのララのイメージがあったので、アリシア・ヴィキャンデルも身体を張ってがんばっていることはわかるし、ある程度アクションに説得力はあるのだが、「痛快娯楽アクション映画」になりきれていないのだ。

 アリシア・ヴィキャンデル演じるララが忍耐強くがんばった結果、パートナーのダニエル・ウーもいまひとつ弾けきれていない。彼はハリウッドでも十分に活躍できる俳優だと思うのだが、アンジェリーナ・ジョリー版のサイモン・ヤムのように存在感を発揮できなかったのが残念。しかし、アリシア・ヴィキャンデルのララ・クロフトも十分に可能性はある。シリーズ化が前提の作品なので、次回作での巻き返しに期待しよう。

作品データ
監督:ローアル・ユートハウグ 出演:アリシア・ヴィキャンデル、ドミニク・ウェスト、ダニエル・ウー他
製作年:2018年 製作国:アメリカ


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