続編ならではの楽しさ ゴールデン・サークル

キングスマン:ゴールデン・サークル Kingsman:The Golden Circle ☆ 【BD】

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 高級テーラーを隠れ蓑に、世界平和のため活躍するスパイ組織を描いた2014年のスパイ・アクション映画「キングスマン」の続編。タロン・エガートン、コリン・ファース、マーク・ストロングら主要キャストはそのままに(実は脇役もかなり続投)、ジュリアン・ムーアやハル・ベリーなどさらに豪華なキャストが顔を揃えている。

 キングスマンの一員として任務を遂行しているエグジー(タロン・エガートン)は、かつてのキングスマン候補生で、ヴァレンタイン事件で死んだはずのチャーリー(エドワード・ホルクロフト)に襲撃される。麻薬密売組織ゴールデン・サークルに属するチャーリーは、義手を使ってキングスマンの情報を盗み出し、組織の邪魔になるキングスマンの壊滅を企てていた。ゴールデン・サークルのミサイル攻撃によってキングスマンは壊滅状態となるが、生き残ったエグジーとマーリン(マーク・ストロング)は、緊急指令「最後の審判の日」を実行するため、アメリカのケンタッキー州に向かう。

 このテのシリーズ物はキャラクターの魅力に負うところが大きいので、脇役も含めて前作から続投しているキャストが多いのは嬉しい。何よりヴァレンタインたちによって殺されたハリーが復活。きちんと前作の舞台から物語がつながっているところも巧い。候補生からキングスマンに昇格したロキシーが早々と姿を消してしまったのは惜しいものの、ティルデ王女はエグジーの恋人として重要な位置を占めているし、敵役として同じく候補生だったチャーリーが暗躍する。続編でこれほど前作のキャストを揃えられるのも、作品そのものが魅力的だからなのだろう。もちろん、前作のファンにとってはそれだけで合格点。さらにアメリカに戦いの舞台を移して「ステイツマン」と共闘するという設定も面白い。この調子でいくと日本で「ミカドマン」とタッグを組むこともあるかもしれない。

 そして、前作のサミュエル・L・ジャクソン以上に悪役として存在感を発揮したのはジュリアン・ムーア。楽しそうに悪役を演じているところがよかった。大御所エルトン・ジョンも、ここまでやるのかという悪のり状態。上品な「オースティン・パワーズ」といった感じだった。1作目を前提としているという点で、単体作品のしての評価は厳しめだが、2作続けてみると「ゴールデン・サークル」の面白さは倍増する。

作品データ
監督:マシュー・ヴォーン 出演:タロン・エガートン、コリン・ファース、ジュリアン・ムーア他
製作年:2017年 製作国:イギリス、アメリカ


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