ミステリからの転調 ジェーン・ドウの解剖

ジェーン・ドウの解剖 THE AUTOPSY OF JANE DOE 【Amazonプライム】

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 リアルな解剖シーンと、身元不明の「ジェーン・ドウ」の遺体を演じきったオルウェン・ケリーの美しさが話題になった2016年のアメリカのホラー映画。前半はミステリ仕立てで進行するが、徐々にホラーに転じるという転調ぶりがホラー映画ファンにとっては意外に面白い。

 バージニア州の田舎町で葬儀場を営み、地域の検死官も務めるトミー(ブライアン・コックス)のもとに、一家惨殺事件の現場の地下から発見された若い女性の遺体が運び込まれる。息子オースティン(エミール・ハーシュ)を助手に、身元不明の「ジェーン・ドウ」の解剖を始めたトミーは、遺体に不可解な点が多いことに気づく。

 この作品の存在は公開前から知っていたが、「美女の遺体を解剖する映画」くらいにしか思っておらず、Amazonのプライムビデオにラインナップされたことに気づいて早速見てみた。前半の解剖シーンは、(リアリティの有無はわからないが)客観的・科学的に死因に迫ろうとする緊迫感にあふれていて、ぐっと作品の中に引き込まれる。「ホラー映画じゃないんだ」と思い始めたところで、ジェーン・ドウが「魔女狩り」の被害者ではないかとわかり、徐々におどろおどろしさが増し、ハリケーンによって2人が地下に閉じ込められると、いつの間にか正真正銘のホラー映画になっていた。ジャパニーズ・ホラーとも、「死霊のはらわた」などのスプラッター・ホラーとも違ったアプローチが非常に効いている。ジワジワと迫る怖さやドキッと驚かす怖さとは異なる、ゾクゾクする怖さが味わえる佳作だった。

作品データ
監督:アンドレ・ウーヴレダル 出演:エミール・ハーシュ、ブライアン・コックス
製作年:2016年 製作国:アメリカ


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