実験的なのもヨシ ハードコア

ハードコア HARDCORE HENRY 【Amazonプライム】

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 ロシアとアメリカが共同製作した2015年のSF映画。頭部に固定したカメラから撮影され、文字通り全編「主人公の視点」からストーリーが展開する。Amazonのプライムビデオから「ジェイソン・ステイサムまつり」の作品を探しているときに、ステイサムとは全く関係のないこの作品を発見して鑑賞した。

 空中の研究施設で目を覚ましたヘンリーは、重傷を負い、全身にサイボーグ手術を施されていることを知る。記憶と声帯を失っていたヘンリーに、妻を名乗る美女エステル(ヘイリー・ベネット)が優しく語りかけるが、そこに念力を使うエイカン(デニーラ・コズロフスキー)という男が現れ、エステルを連れ去ろうとする。何とか地上に逃れた2人だったが、追ってきたエイカンにエステルを奪われ、ヘンリーは謎の男ジミー(シャールト・コプリー)の助けを借りて彼女を追う。

 見終えるまでロシアとアメリカの合作映画だということも知らず、タイトルから単純なアクション映画だと思って見ていたが、いつまで経っても一人称視点のカメラは変わらず、主人公ヘンリーは一言も発しない。なるほど、まともな(ふつうの)作品ではなかったのだ。時代も場所も明確にされておらず、キューブリックの「時計じかけのオレンジ」にも似た不思議な雰囲気がある。暴力的な描写も「時計じかけのオレンジ」に似ているかもしれない。結局、ヘンリーとは何者なのかという謎を解くストーリーなのだが、戦闘シーンなどもそれなりに凝っていて映像的な見所は少なくなかった。

 常に画面が揺れているので目は疲れるし、面白いかと聞かれれば答えに困る作品である。しかし、万人ウケはしないだろうが、それなりにカルト的な人気を維持するのではないかと思わせる不思議な魅力があることは確か。後半で明かされるヘンリーの正体は期待していたよりもありふれていたが、見終わって損をした気分にはならなかった。

作品データ
監督:イリヤ・ナイシュラー 出演:シャールト・コプリー、ダニーラ・コズロフスキー他
製作年:2015年 製作国:ロシア、アメリカ


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