見事に映画化 カルテ番号64

特捜部Q-カルテ番号64- JOURNAL 64/THE PURITY OF VENGEANCE ☆ 【DVD】

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 過去の未解決事件を専門に扱う特捜部Qの活躍を描いた、ユッシ・エーズラ・オールスンの人気シリーズを原作にした2018年のミステリ映画。デンマークでは国内映画歴代1位の興行収入を記録する大ヒットとなったという。

 コペンハーゲンのアパートの隠し部屋からミイラ化した男女3体の遺体が発見される。所持品からそのうちの2体は1960年代にスプロー島の女子収容所にいたニーデとリタのもので、残る1体は女子収容所の被害者の訴訟に関わったフィリップ弁護士のものであることがわかる。部屋の持ち主は収容所で看護師をしていたギデで、遺体が並べられたテーブルの4人目の席が空いたままであることに気づいたカール警部補(ニコライ・リー・コス)は、助手のアサド(ファレス・ファレス)とともに、当時収容所の医師をしていたクアト医師を訪ねる。

 舞台が現代のコペンハーゲンと1960年代のスプロー島を行き来するので、最初は若干の戸惑いがあるが、人物関係が整理されているので全く分かりにくいということはない。このシリーズも映画化されて4作目ということで、見る側もこのパターンに順応してきているのだ。もちろん、原作も読んでいるが、だいぶ時間が経っているので内容はほとんど覚えていない。しかし、映画を見ていて説明不足や展開の不親切さを感じることは全くなかった。原作を読み直してみればまた違った感想があるのかもしれないが、非常に巧く脚本が作られているということだろう。事件の背景にある優生思想や差別主義、排外主義など、気分が悪くなるテーマを真正面から描きながら、しっかりエンターテイメントとして成立させている点も大ヒットの要因だろう。お馴染みになったカールとアサドのキャラクター以上に、テーマとストーリーで見せており、アメリカのトランプ政権との付き合い方や日韓関係、ハンセン病訴訟など、いろいろと考えさせられる作品でもあった。

作品データ
監督:クリストファー・ボー 出演:ニコライ・リー・コス、ファレス・ファレス他
製作年:2018年 製作国:デンマーク、ドイツ

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